こんにちは、天野です。高齢者を対象にした新型コロナウイルスワクチン集団接種が始まっていますが、色々な工夫をしている自治体もあり、広く共有して欲しいですね。
さて、4月の受診患者数は1回目の緊急事態宣言が出て激減した昨年4月に比べ、9%増加(平均処方日数は6%減)で、全国的にコロナ禍の影響が軽減。小児科・耳鼻科も回復傾向に。但し、前々年比では、▲8%減の回復レベル。
また、国立感染症研究所の集計によると、新型コロナウイルス対策の影響で多くの感染症が減少していますが、乳幼児に肺炎を起こすこともあるRSウイルス感染症が4月から急増しています。。
◆RSウイルスは飛沫や接触によって感染するが、乳幼児がマスクを着用したり、他人との接触を避けたりすることが難しく流行が増加。
◆多くは発熱や鼻水といった症状にとどまるが、気管支や肺に炎症が広がることも。特効薬はなく、マスクの着用や手洗い・消毒による予防が重要。
■今日のテーマは、『規模でなく、一軒一軒の勝負の時代に!②』
先日、TV番組で「八百屋(若き3代目)が作る本気のフルーツサンド」で行列店となった愛知県岡崎市の赤字経営だった小さなスーパーが紹介されました。
2年程前にテレビ番組で紹介され、フルーツサンドブームの火付け役になった同店ですが、その後も、移動出張販売、カフェ店オープン、お取り寄せなどに乗り出して積極的。
単価の高いフルーツに付加価値をつけ、高単価ながらも、美味しさ・見ため満点で消費者に受け入れられて、大手スーパーに負けない商売・差別化になっている実例ですね!
コロナ以前にも、超高齢社会・人口減少社会に向かっていく中で、【これからは規模(売上高・店舗数)の勝負でなく、一軒一軒の勝負の時代になる!】と言われていたことが、コロナ禍で消費活動が変容し、その流れが強まっていると思います。
一方、これまで横並びのビジネスモデルでやってこられた調剤薬局は、今こそ、数年後・10年後に向けて手を入れていく時ではないでしょうか。
何で【小さな差別化】を積み上げて、患者さんだけでなく、地域住民の方にとっても【敷居の低い薬局】【繰り返し繰り返し利用してもらう薬局】になっていくか。
令和3年5月27日(第930号)