こんにちは、天野です。令和3年も4月を迎え、春本番の暖かさが続いてますね。
昨日は6年余りのお付き合いになる理央周(りおう めぐる)先生による弊社の研修会でしたが、早や1年2ヶ月になるコロナ禍による事業環境の変化の大きさを実感しています。
さて、今週の業界紙・薬局新聞に「始めてますか?薬局での物販」の記事。
◆調剤薬局でOTC、健康食品、日用品や雑貨を販売する店舗が増えている。
◆その背景には、薬価改定の影響により処方箋調剤だけではこれまで通りの収益確保が難しい状況にあるのと同時に、大手チェーンやドラッグストアの調剤併設店との差別化を強いられていることがある。
私自身、2018年10月まで60回(5年)にわたり、薬局新聞に「さあ、気軽に薬局へ行こう!」と題したコラムを書いていましたが、最終号から2年半たち、当時書いていたことが現実になってきていると実感します。
■今日のテーマは、『まず3回利用してもらうことの重要性!②』
前回の続きですが、再来店(リピート)率の上昇カーブ(3回目以降に急上昇)は非常に興味深いです。
消費者目線に立って考えてみますと、誰しもが自分の意中のお店【〇〇だったら、あのお店!】を持っていますが、常連になったもらうには、お店サイドからの働きかけも非常に重要です。
【人は忘れるもの】と言われますが、大事なことは、忘れられない様に、思い出してもらえる様に、、、
★【常連になったもらうには、まず3回来てもらうこと】...調剤薬局の場合では、処方箋調剤対応だけでないプラスαの会話や物販等で距離感を縮める機会を3回作る。
★【ある商品を、まず3回買ってもらうこと】。
患者さんの物販履歴を残し、どの薬剤師・スタッフさんが対応しても分かる様にしている薬局さまもあります。
せっかく、一度買っていただいても、その後のリピート購入を待つだけでは、確率やご購入額は上がりません。
「その後の調子はどうですか?」「前回も買っていただきましたね?」「私も使っています(笑顔)」と、ひと言あると、とても嬉しいものですよね(われわれも一方では、消費者ですから)。
令和3年4月2日(第915号)