こんにちは、天野です。10年目の追悼の日を迎えました(東日本大震災)。
コロナ禍も早や1年2ヶ月。三密回避、巣ごもり等で消費行動が変容し、二桁~数倍伸びた商品がある一方で、二桁~半減してしまったものもあり、先を見据えた判断、柔軟性&粘りが肝要と改めて感じます。
さて、小阪裕司先生の久々の新刊を一気に読みました!...私自身、弊社の道筋に悩んでいた頃、小阪先生が主宰するワクワク系マーケティング実践会で多くを学びました。
◆ワクチンが普及してもコロナ前に戻ることはない。既に以前から進行していた変化がコロナによって前倒しされたに過ぎない。
◆コロナ禍の中、顧客は行くべきお店の「選別」を行っていた。選ばれなくなった店や商品にとっては「顧客消滅」は既に現実に。
◆この状況下で顧客が戻ってくるのは「コスパがいい(安い)」か「心を豊かに(楽しく嬉しく)してくれる」店。
◆コロナ禍だからこそ、「リアルな接触」は重要。...人が来たくなる場を作ることが重要。
■今日のテーマは、『調剤薬局の物販で、感じる2つの変化!』
弊社が調剤薬局さま向けの物販営業に取り組んで10年ほどになりますが、この間に調剤薬局を巡る事業環境は大きく変わりました。
この数年は、学術大会でのブース出展・紹介等を通じて調剤薬局さまとの取引店も1,800店ほどに増え、弊社イチ押しの【お任せ什器】も充実してきましたが、まだ物販の入口に立っている状態でした。
そこへこのコロナ禍!...特に第3波で患者数が平均▲10%減った11月以降では、調剤薬局での物販で2つの変化が見られます。
一つは、収益の悪化補填のために物販の必要性を訴えるオーナー・責任者・現場スタッフの方が増えていること。中には物販目標を設定される先も。
もう一つは、既に物販を設置している調剤薬局さまで、患者数が減ったので弊社からの物販仕入れ額が減った先がある一方で、、、患者数が減ったからこそ、物販への意識が高まり&患者さんとの処方箋以外の会話が増えた結果、物販額が大きく伸びている先。
小阪先生の指摘を借りれば【人が来たくなる、話したくなる場所では、コロナ禍でも消費は増えている】。せっかくの患者さん・お客さんとの距離感をもう一歩縮めていきましょう!
令和3年3月11日(第909号)