こんにちは、天野です。週末土曜日に新婚2ヶ月の長女夫婦が来まして、夕食しながら共に勤める調剤薬局のコロナ禍での現状の話などをしました。二人とも花粉症なので、今シーズンは結構辛そうです。。。
さて、月刊「卸薬業」の巻頭企画は、愛知県薬剤師会理事会でご一緒している名古屋市立大学大学院薬学研究科の鈴木教授による「薬局のこれから・薬剤師のこれから」。
◆ドラッグストアというビジネスは社会のニーズを的確にとらえて日常生活になくてはならないものになった。
◆ドラッグストアが大型化・効率化し、個人の薬屋が姿を消し、医薬分業でマンツーマン調剤薬局が増えた結果、健康相談ができてセルフメディケーションを指導できる薬剤師が姿を消してしまった。
◆今の地域薬局に求められるのは、「地域コミュニティ(特に高齢者)の再構築」を通じて、処方箋がなくても気軽に相談できる場所にしていくこと。これは地域医療への貢献にもつながる。
■今日のテーマは、『昔ながらの薬局の様な調剤薬局に!』
上記の話の続きになりますが、昨日、旧知の愛知医科大学同窓会会長のA先生と、調剤薬局・医療関係の方と4名で会いましたが、「昔ながらの薬局の様な存在がこれから絶対に必要になると思うんですが...!」との話が出ました。
ジワジワと進んでいた人口減少社会・超高齢社会の潜在的リスクが、このコロナ禍で一気に顕在化しており、処方箋だけに依存した調剤薬局経営は非常に厳しくなってきている中で、、、
①せっかく自店に来てくれている患者さまと、【処方箋薬の説明だけに終わらない会話・キッカケ作り】をして、喜んでいただき、購入いただいて、新たな収益源を作っていく。
②そして、地域の高齢者が来店しやすい・繰り返し利用しやすい【地域コミュニティ的な薬局】として、他店と差別化していく。
ドラッグストアは、消費者ニーズをとらえて、月に1回利用のマンスリーストアから、週に1回は利用するウイークリーストアに業態転換してきました。
ビジネスモデルの転換期を迎えている調剤薬局は、新たに何を加えて、目の前の患者さん・地域住民(特に中高齢者)にとってなくてはならない存在になっていくか、、、ですね!
令和3年2月22日(第903号)