こんにちは、天野です。ファイザーのワクチンが特別承認され、ようやく17日から医療関係者への接種が始まりそうですね。地域薬剤師の役割も期待されるところですが、先週末に、愛知県で地域自治体に協力申し入れをしている地区薬剤師会の状況をお聞きしました。
さて昨日、興味深い本を読みました。上位14社でシェア8割まで再編が進んだドラッグストア業界では、、、
◆一時は伸びが停滞していたが、この10年でドラッグストアの市場規模が2倍に急拡大した。
◆都市型(化粧品・インバウンド構成比が高い)、郊外型(食品売上が4~5割)、調剤併設型。...それぞれ収益構造(粗利率、経費率)が全く違い、横並びではない。
◆人口減少社会にあって、ますます小商圏立地となり、繰り返し利用してもらう形(マンスリーストアからウイークリーストア)へと転換している。......横並びのビジネスモデルの限界が指摘され、コロナ禍で患者数が減っている調剤薬局はどうでしょうか?
■今日のテーマは、『調剤薬局の来店頻度・ご購入額を上げる!』
人口減少、コロナ禍による受診控えがある中で、どうやって患者さんの来店頻度や購入額を上げていくのか?
当然ですが、どんな業種にも来店頻度があります(床屋さんだと1ヶ月、美容院だと2~3ヶ月など)。...上記のドラッグストアでは、以前はマンスリー(月に1回)だったのが、業態変更で今ではウイークリー(週に1回)になってたりします。
★調剤以外の買い物をしていただき購入額を上げていく。
★気に入っていただき、処方箋薬がまだ残っていても、リピート購入で気軽に来店していただく。
コロナ禍にあって、スーパーやコンビニでの滞在時間が短くなっています。そんな中で、調剤待ちの時間は平均12分もあります。
その時間をどう過ごしてもらうのか?...中には「色々と話したい」「気になるものがある」「一度、試してみたい」という心理が働いている患者さん・お客さんがいます。
前回(第900号)書きましたが、タイミング良く、笑顔で、【声掛け】【ワンポイントアドバイス】がありますと、数倍以上の差が生まれています。こういう時だからこそ(^^)。
令和3年2月15日(第901号)