こんにちは、天野です。2月に入り、今日は例年より1日早い節分。コロナ禍にあっての「健康祈願」「邪気払い」にしたいものですね。
政府は11都府県に発令中の緊急事態宣言の延長(栃木県除いて)を決定しました。一定の効果はあった様ですが、重症者数は高水準で、高齢者施設等でのクラスターも散発しており、緩みは禁物。「うつらない」「うつさない」が大切ですね!
さて、「不況知らず」と言われた化粧品業界ですが、調査会社インテージによると、、
◆コロナ禍の小売店での日用消費財の販売金額下落ランキング(2020年)の上位10品目に口紅、チーク、ファンデーションなどが入っている(マスク着用の常態化、外出控え等によるメイクアップ商品の売上が大幅に鈍化)。
◆一方で、「マスク荒れ」による敏感肌用スキンケア、化粧水など基礎化粧品は伸びており、スキンケアアイテムは底堅い売上になっています。
■今日のテーマは、『基準(視点)を一つ引き上げる効果!②』
前回(第896号)、「基準を引き上げる効果の大切さ!」について、【薬用ハンドクリーム】【リンクルクリーム】【薬用入浴剤オンセンス】の事例をご紹介しました。
実際、秋以降もオンセンスは前年140%、薬用ハンドクリームは前年125%と大幅に伸びていますが、
「コロナ禍の巣ごもりで入浴剤が売れているから」とか、「今年は寒いし、エタノール消毒で手が荒れているから」という理由だけではこれだけ伸びないと思います。理由は他に2つあり、、
★一つは、お客さん目線で、【目立つ山積み陳列】【調剤受付など2ヶ所陳列】をして、目立たせて、ちょっとした会話が生まれやすくしたこと。手に取ってもらいやすくしたこと。
★もう一つは、【基準(目安の目標値)を引き上げた】こと。...特に、物販経験が少なかったり、物販目標額がない調剤薬局では、基準となる数字がありません。
お店の薬剤師・スタッフの皆様が、今後を考えて前向きに取り組んでおられる薬局さまでは、是非、この二つを意識してください!...得られる成果が違いますし、その分、お客さま・患者さまが満足されたことにもなりますので。
令和3年2月2日(第897号)