こんにちは、天野です。今週は暖かい日が続きましたが、明日からまた寒さが戻りそうですね。
さて、9月に前年比93%、10月に96%まで戻っていた患者数が、新型コロナ第3波による受診控えで11月以降は再び▲10%超の減少が続き、調剤薬局の収益悪化が懸念されます。
ベストセラー「未来の年表」の著者・河合雅司氏は、近著「未来を見る力 ~人口減少・コロナ禍に負けない思考法~」で、、
◆少子高齢化や人口減少は今に始まったことではないのに、危機感がそこまでないまま先送りしていたタイミングで新型コロナ感染拡大に巻き込まれてしまった。
◆一つのビジネスモデルが成り立つのはせいぜい30年。生き抜いていくためには、時代適応・環境適応が必須。
◆超高齢社会の販売スタイルにおいては、「融通が利く」「丁寧な、寄り添った商品説明」「店舗の居心地の良さ」「入りやすさ」が求められ、近くに専門家がいることが大きな安心感になる。 ......健全な危機感を持って、足元を見直したいですね。
■今日のテーマは、『基準(視点)を一つ引き上げる効果!』
先週、東京・O所長から2ヶ月前にお任せ什器を設置した調剤薬局さま2件で、、
★【ハンドクリーム】が何個も売れ驚いてみえたが、良く売れているお店の事例を伝えたところ、今月累計で21個に。
★スキンケアの動きがなく心配していたが、週末に【リンクルクリーム】が売れ5個追加。 ...との話を。
また、昭和8年からの超ロングセラーで、特に近年、2桁増が続いている薬用入浴剤【オンセンス】をダントツに売っている静岡・Yさんに聞いたところ、、、「月10缶、20缶を売るのが当たり前になっている調剤薬局さんが増えてきた^^」とのことでした。
これらの話を聞いて、「基準(視点)を一つ引き上げる」ことの大切さを改めて感じました。
特に物販経験があまりない調剤薬局さまでは、基準となる数字がないので、ハンドクリームが6個売れたり、オンセンスが数缶売れると満足されがちですが、「月60個の事例」「月20~30缶の事例」を聞きますと、意識のある先生・スタッフの方は、自身の基準を引き上げられます。結果として、驚く数字が出たりしますし、何よりお客さま・患者さまが喜ばれて、リピーターになられます!
令和3年1月28日(第896号)