こんにちは、天野です。未曽有の新型コロナに振り回された令和2年もあと数日となり、このブログも年内最終号となりました。皆様には今年もお読みいただき、ありがとうございました!
今朝の日経流通新聞掲載の「ヒット商品番付2020 ~ライフスタイル編~」では、横綱が「鬼滅ブーム」、大関が「おしゃれマスク」、続いて、「東京ディズニー新エリア」「こたつ」「巣ごもり文具」「入浴剤」...、となっています。
また、年末年始にかけて今季一番の寒気が流れ込み、各地で大雪の恐れがありそうです。対策と準備をしていきましょう。
さて、Withコロナによる異例の状況が続き、経済活動の停滞が今しばらく続きそうですが、多くの業界で、「従来の商慣習を繰り返して、問題を先送りしてきたツケが一気にまわってきた!」と指摘されている事実にはしっかりと目を向けたいものですね!
日本において、【超高齢化社会】【人口減少社会】は、今に始まったことではありませんし、「規模の論理では成り立たなくなる!」ということも心したいところです。
■今日のテーマは、『11月の処方情報データから考える!』
医療情報総合研究所が2020年11月の処方情報データを公表しました。
◆11月の患者数は前年同月比89%で、10月の前年比96%から減少(新型コロナの新規感染者数が過去最多で、患者が受診を控えた)。平均処方日数は、前年同月比10%増。
◆最も受診控えがあったのは、耳鼻咽喉科(前年72%)、次いで小児科(74%)。減少が緩やかだったのは神経内科(89%)、眼科(88%)、アレルギー科・一般内科(86%)。
◆今後も「患者数は5~10%減、平均処方日数は従来より10%増」で推移していくとの予想。
Withコロナにあって、あと1年近く今の状況が続くことを前提に、かつ、コロナ後に以前の水準まで戻ることは難しいことを前提にして、経営を考えていく必要が迫っていますね。
処方箋以外の収益作りを急ぐと共に、今後は規模(件数)は競争優位の絶対条件ではなくなり、【一軒一軒の勝負】【店頭のマンパワーの勝負】になっていくことを念頭におきつつ。
令和2年12月28日(第888号)