こんにちは、天野です。11月も折り返しを迎えました。国内新型コロナ感染者数が6日連続で千人を超え、大変気になるところですが、また警戒一色になって消費の急減を繰り返さない様に、感染予防対策はしっかりとやっていきたいですね。
さて、先週末に、ドラッグストア大手のココカラファインによる調剤薬局中堅のフタツカ(兵庫県 70店舗)買収記事が載りました。
コロナ禍にあって、ドラッグストア業界はM&Aで食品分野を取り込む競合チェーンが好業績であった一方、都心型店が営業短縮やインバウンド需要消失により苦戦した同社の4~9月期は減収減益に。調剤事業をさらに強化していくための買収とのこと。
一方の調剤薬局業界の4~9月期は、大手・中堅はじめ軒並み厳しい数字になっています。昨年の【0402通知】【薬機法改正】等で、「調剤だけに依存したビジネスモデルでは厳しくなる!」と指摘され続けてきたことが、このコロナ禍で一気に鮮明になってきました。
■今日のテーマは、『どんな再来店対策をするのか!? ②』
ここ数回にわたって書きましたが、一般的な小売業・サービス業にとって最も大切とも言えるのは、「①新規集客対策」と、「②再来店対策」。...一回当たりの平均単価が高くなかったり、年間利用回数が限られる業種にあっては、この2つを上げることが、安定的な売上確保のために必須とも言えます。
◆せっかく来店してもらっても、お店側からの連絡手段がないので、次回のお客さんの来店・連絡を待つだけになってしまっている現状...。
◆Withコロナで消費生活パターンが変わったり、制限したり、まとめ買いしたりしているので、お客さんへの連絡手段・情報発信がない店舗は、尚更厳しい。
情報発信の一番の目的は、【お店を忘れられない様にすること】【お店に行く理由を伝えること】。特に、調剤薬局においては「①新規集客対策」や「②再来店対策」を打たなくても仕事がまわっていましたが、このコロナ禍ではどうでしょうか。。。
顧客の年齢層が比較的高かったり、処方箋がらみでもありますので、飲食店・専門店の様なLINEやメールまではいかなくとも、DMハガキとか、手渡しチラシ、口頭、店内POPとかの情報発信はとても有効だと思います。
令和2年11月16日(第876号)