こんにちは、天野です。新型コロナウイルス感染者数が再び拡大に転じ、警戒レベルを引き上げる地域や「GoTo」の一時除外地域が出てきて、旅行・外食など客足が戻ってき先には落胆が広がる厳しい状況に。
本当に悩ましいことですが、期待されるワクチンが国内に通常流通し、通常に接種が終了するまで(あと1年強?)はアクセルとブレーキを交互に踏み分けていくしかないですね。もちろん、感染拡大防止策を徹底した上で。
さて、月刊「卸薬業11月号」巻頭の矢野経済研究所・遠藤邦夫氏「コロナ禍の薬局」には、、
◆患者数が低迷したままの診療所や、家賃負担が大きい都心部では、廃院に追い込まれる診療所の増加が予想される。
◆かかりつけ薬局は、保険調剤だけの一本足経営ではダウン幅が大きいが、OTCやヘルスケア用品を積極的に扱い、幅広い相談機能を有している薬局はダメージが小さい。
■今日のテーマは、『調剤薬局物販は、人と雰囲気と刺激の差!』
前回(第877号)に書きましたが、調剤薬局での物販売上額の差が大きい原因は、「①人(薬剤師・スタッフ)」と「②その場の雰囲気」と「③刺激(気になる・聞いてみたい・買いたいと思う様な陳列・展開)」の3つだと思います。
上記の寄稿にも、「以前は、保険調剤のみに特化することが、ドラッグストアとの差別化になるという調剤薬局経営者が少なからずいたが、調剤併設店が増えてきており、地域住民や患者が求めている店舗のあり方を見直していく必要がある」...と。
そういった点や経営的な意味でも、【調剤薬局の物販売上額を伸ばす!】ことは、患者さんの来店頻度を上げ、まだ自店を利用したことがない地域住民の方に来店してもらうことにも繋がります。
但し、物理的に狭い空間であり、色々な健康相談に乗ってもらいたい場所だからこそ、「①人」と「②雰囲気」と「③刺激」の3つが大切です!
物販経験のある・なしは、さほど大きな問題ではありません。この3つが揃っていれば、すぐに慣れますし、成果が出てくることで、次の展開・可能性が広がってきます(^^)。
令和2年11月24日(第878号)