こんにちは、天野です。今日は今秋一番の寒さ、体調管理にご注意ください。ご存知の様に今週末の日本薬剤師会学術大会（札幌市）は新型コロナ感染リスク対策で現地参加とWeb参加でのハイブリッド開催です（私はWeb参加します）。

さて、先月より順次設置しております手指消毒用自動ディスペンサー（数量限定、感染拡大防止支援事業の備品）ですが、「１回あたりの噴霧量が多過ぎるので減らせないか？」とのお問い合わせを少なからず頂いています。先週、サラヤ㈱の方に研修をしていただきましたが、、

◆抗菌＜除菌＜消毒＜殺菌。新型コロナ感染予防で必要なのは、消毒・殺菌レベル。

◆消毒する前の手洗いは３０秒ぐらいはやって欲しい。出来る限り細菌やウイルスを洗い流すことが重要で、特に親指・指先・手首の洗い残しが多い。

◆ウイルス感染予防の手指消毒では、７０％以上アルコールを２～３ml必要（本品は一回１，５ml）。

◆こぼれない様に、両手の平で受けていただき、１５秒ぐらいかけて乾燥するまですり込むのが適正。

■今日のテーマは、『秋からの保湿・スキンケア！』

今年の夏は、コロナ禍でのマスクトラブル（口周りの発疹やかゆみなど）での受診が増えました。マスクのこそれ（摩擦）による皮膚のバリアー機能の低下。そして、マスク内部の温度・湿度が上がって汗や皮脂の分泌量が増えた結果、皮膚の常在菌が過剰に増加することによる発疹悪化。

これから空気が乾燥する秋を迎え、気温が下がり肌のつっぱりや乾燥が気になる時期のスキンケアとしては、、

★外から帰宅したら、手洗い・うがい・肌にやさしい洗顔を習慣づける。

★夜のダブル洗顔はやめ、朝は洗顔料をやめ水洗顔だけでよい。

★肌を守るためには保湿が不可欠。

★特に、肌が乾燥する冬は美容液やクリームをつける際に刺激を感じたり、赤く晴れることがあるので、化粧水はバシャバシャと使って、お肌を柔らかくして美容液やクリームが角質層の下まで浸透しやすくすることが大切。　　　　

　

令和２年１０月８日（第８６５号）