こんにちは、天野です。ようやく朝晩は秋の気配を感じる様になりましたが、大型台風9号に続き10号が接近。この数年、気温・海水温上昇に伴い台風が超大型化しているので心配ですね。
さて、今朝の日経新聞に載っていましたが、コロナの影響で苦境にあるファッション小売・アパレル業界あって、「ユニクロ」の強さが際立っています。
◆4~5月は緊急事態宣言での休業などで激減した売上も、6月から3ヶ月連続プラス。特に8月は既存店売上が前年29%増!...客数が前年26%増で、客単価も3%増だった。
◆6月に発売したエアリズムマスク、猛暑日が続く中での機能性下着エアリズム、新商品のスマートパンツなど話題性のある商品が好調。
ユニクロだから...との声もありますが、、、創業者が「当社は弱者から出発した企業だから!」と言う絶えざる探求力・エネルギーが発揮されての【集客数×客単価】だと思います。
■今日のテーマは、『経営数値に表れた調剤専業の厳しさ!』
調剤薬局チェーン最大手アインの第一四半期(5~7月)決算は、純利益▲62%減の大幅減益だったとのこと。主力の調剤事業が新型コロナによる受診控えや長期処方の影響。
これにより、大手・中堅をはじめとする調剤専業チェーン、中小・個人の調剤薬局においてはそれ以上に経営が厳しいことが分かります。
「調剤だけに依存したビジネスモデルでは厳しくなる!」と指摘され続けてきたことが、このWithコロナで鮮明に!
商売の原則である【売上=①客数 × ②客単価 × ③リピート率】。
★①客数については、、、隣のクリニックの患者以外に、家族の処方箋。自店をまだ利用したことがない地域住民(潜在客!)。
★②客単価、、、他のクリニックでもらっている処方箋。調剤のみだった患者さんに物販を購入いただく。おススメ品に関心をもってもらい、購入いただき客単価を上げる。
★③リピート...購入いただいた商品に満足されれば、調剤以外のリピート訪店につながる。少人数での健康セミナーもリピート利用につながります。
令和2年9月3日(第856号)