こんにちは、天野です。新型コロナウイルス感染の収束が一向に見通せませんが、5月6日まで(特にゴールデンウイーク)の自粛要請の間に何か道筋が見えて欲しいものですね。
他の業界に比べれば恵まれているとはいえ、大半の薬局・調剤薬局は、外出自粛・受診控えで1~3割超の客数限・処方箋枚数減に見舞われており、色々と足元を見つめ直す時になっています。
さて、一昨日の日経新聞に「自宅での処方薬購入が広がる」記事が載りました。
◆新型コロナによる時限的規制緩和で、自宅から処方薬を購入する「オンライン服薬指導」の利用が徐々に広がっている。4月には利用が前年2倍になった調剤薬局もある。
◆「遠方から通院していたが、コロナの不安もあったので助かる」「以前は、直接薬局に行かないと薬がもらえなかったが、助かる」の声が寄せられている。
◆オンライン診療を受けて、処方箋は自宅近くの店舗に送付してもらう形も増えた結果、ドラッグストアの調剤併設店で食料品・日用品のまとめ買いと合わせての処方箋が急増している。
■今日のテーマは、『オンライン服薬指導の先にあるものは!?』
上記の続きですが、、、薬剤師4年目の長女と話していましたら、ここにきて、電話再診や処方薬の配送希望の患者さんが増えているとのこと。ここ数日の愛知県薬剤師会・理事会メールでも、処方薬の郵送・配送が増えている話と、配送費・代引き手数料に関する話が増えています。
梱包作業や患者さんとの着荷確認・支払い確認など、業務が増えますが、患者さま目線で考えれば、しっかり対応すべきことですし、「あちらの薬局では対応してもらえなかったので...」との来店患者さんもおられたとの話も耳にします。
上記の日経新聞記事にある様に、オンライン診療を受けて、いつもとは違って、処方箋を自宅近くのドラッグストアの調剤併設店に送ってもらい、買い物ついでに処方薬を受け取る例が急増しています。。。
今回は、新型コロナによる特別な状況だし、時限的な措置だから大丈夫...、と言い切れるでしょうか?
他所に流れた患者さまは、新型コロナが収束したら、自店に戻ってこられるでしょうか?
【処方箋の配送】にも対応しつつ、この機会に【処方箋以外でも来店できる、利用できる薬局づくり(場づくり)】をしておきましょう!
令和2年4月28日(第821号)