こんにちは、天野です。新型コロナウイルス対策で色々と大変なことになった3月を迎えました。
先週末の唐突感が強い政府の要請を受けて。イベントの中止や延期が相次ぎ、レジャー施設の臨時休業も広がってきました。小中高の臨時休校は、かなりの混乱・負担ですね。
卒業式の中止や、保護者不在・謝恩会なき卒業式の話などを聞くにつけ、仕方がないこととはいえ、複雑な気持ちになります。何とか3~4月でメドが立ってほしいものです。
また、花粉症の時期になったにも関わらず、マスクの供給が出来ないのが非常に残念です。消毒液については、在庫ギリギリながらも個数制限しながら、何とか出荷を続けたいと考えております。
■今日のテーマは、『2月28日の厚労省通知が意味すること!』
こうしたタイミングで、2月28日に、厚労省は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防止するため、慢性疾患などで定期的に受診している患者について、医療機関へ行くことなく電話や情報通信機器を用いた診療、そしてファックス等による処方箋の送付と調剤を認める通知を発出しました。
以前から近い将来、こうした流れに徐々になっていくことが予想されていましたが、今回の騒動で例外的な緊急措置とは言え、思いがけず、一歩踏み出したことになります。
これから、色々な経緯はたどるのでしょうが、一歩踏み出した以上、こうした流れになっていくのだろうな...、とも思います。
他業界に比べて非常に恵まれた事業環境にあった調剤薬局市場、横並びでやってこられた調剤薬局市場を巡る環境が、ハッキリと変わり始めています。
今のままで、3年後・5年後が見通せるでしょうか?
冷静に考えて、「処方箋調剤以外、何もやらない!何も変えない!」という選択肢はあり得ないと思いますし、リスクが高過ぎます。
【いつか、いつかと思うなら、今!!】という言葉がありますが、そういう今だと思います!
令和2年3月2日(第805号)