こんにちは、天野です。異常な暖冬の1月から、立春を過ぎて一気の冷え込みで寒いですね!
今週に入っても、新型コロナウィルスの感染拡大・クルーズ船での集団感染...、と連日ニュースが流れていますが、日本感染症学会の舘田(たてだ)理事長が「日本国内では重症例がなく、毒性が低いので、季節性インフルエンザと同じ対策(人混みを避ける、マスクをつける、よく手洗い・消毒する)でよい。新しい病原体なので油断は許されないが、パニックにならない様、正しく恐れることが大切。」との見解を出しています。心配ではありますが、過剰過ぎる反応は...。
さて、今週の日経流通新聞に掲載のドラッグチェーン大手社長記事からです。
◆集客の決め手は食品と調剤。調剤の売上構成比は全体の2割近くまで上がってきた(調剤売上額は調剤チェーン大手に次ぐ5位に)。
◆コンビニが持つ機能は全て揃えて、売り場が広く、食品やビューティー・医薬品、調剤、そして長時間営業であれば、コンビニよりドラッグに行くと思う。
ドラッグストア調剤併設店の脅威がジワジワと広がり、事業環境は確実に変わってきており、われわれはどういうスタンスをとるべきでしょうか!?
■今日のテーマは、『ドラッグチェーンの調剤併設店との違いを!』
上記の記事の続きですが、
◆ドラッグストアは、品揃え豊富で、入浴剤一つとっても20種類ある。価格も安い。
◆調剤への来店者が、待ち時間の間に日用品などの買物が出来る利便性をもっとアピールする。
これに対して、漫然と従来の処方箋対応だけやっていては、確実に目減りが続くことは必至です。われわれ中小・個人薬局が、弱者の戦略【ランチェスター法則】が唱える「大手と同じ土俵で戦わず、軸をずらす!接近戦に持ち込む!」で考えてみますと、、、
★セレクトしたイチオシ商品群を、この内容でこれぐらいの価格ならお値打ち、という価格体系で揃える。
★待ち時間に、すぐ手が届く場所での什器設置や、試飲・テスターの用意で、気軽な会話が生まれやすくして、雰囲気を良くする。
★普段は、処方箋対応だけだった会話の幅を広げ、患者さんとの距離感を縮める。
★出歩きやすい春先に向けて、【認知症予防体感会】【聞こえの相談会】を開催していく(一度きりでなく、定期的に)。
対面だからこその、距離感次第、接触頻度次第、場の雰囲気・キッカケ作り次第です!
令和2年2月6日(第798回)