こんにちは、天野です。今日も残暑が続いていますが、朝晩少しずつ秋の気配を感じるようになってきましたね。
金曜日に、三重県津市にある三重大学に行き、30数年前に東ワシントン大学で一緒だった友(現在、同教授)の要請で、夏に三重大学・東ワシントン大学がコラボでやっているアントレプレナーシップのピッチコンペの審査員(副学長はじめ5名)をさせていただきました。
各グループの学生の皆さんは、この短期セミナーでよくここまでアイデアを絞り出したものだ!!...と感心。評価・コメントしながら、こちらも良い刺激をもらいました。
さて、10月の消費税引き上げが近づいてきましたが、軽減税率やキャッシュレス決済によるポイント還元制度ができた一方で、中小企業や個人事業者はレジや受発注システムの改修とかで対応・負担が大変ですね。。。
■今日のテーマは、『調剤薬局でOTCが売れるのか?』
日経新聞はじめ日刊新聞に、今月数回にわたって市販類似薬の記事が掲載されています。
★厚労省は、保険財政圧迫に対応して、軽症向けに処方される市販類似薬については患者負担の引き上げを検討する。
★一部の湿布やビタミン剤、漢方薬、皮膚保湿剤が含まれる見込みで、今まで患者としては市販薬より安価に入手できるので、安易な受診につながっていた。
★「実際には、医療機関に払う初診料や薬局に支払う調剤料がかかるので、それを加えた患者負担は、市販薬の価格と比べると大差はない」と健康保険組合連合会が8月23日に発表した。
こうした記事が続いて掲載されるということは、数年遅れて、制度が見直される前兆とも言えますね!!
「調剤薬局もOTCを揃える必要がある!」、と言われ続けてきたわけですが、、、実際に調剤薬局でOTC薬が売れるのか?
土曜日の愛知県薬剤師会の理事研修会後の懇親会でも、この話題が出ていましたが、「OTCを少し並べておくだけでは、調剤薬局ではOTCは売れません(NB品ならドラッグの方が安いから)。」「普段から、処方箋対応以外の物販に取り組んでいれば、色々と会話が広がる様になり、結果としてOTCも売れていく様になります。」とお答えしました。
令和元年8月26日(第755号)