こんにちは、天野です。台風10号後も猛暑が続きましたが、今週中ごろから最高気温が少し下がるようですね。ただ、間違いなく暑さによる疲労が蓄積していますので、これから夏バテが増えてきます。私もここのところ、毎日【アミノ高麗紅参液】を飲んでいますが、皆さまもご自愛ください。
昨日の日曜日は、地元・愛知県ながら、初めて碧南市大浜てらまちを歩き、九重味醂の大蔵〜藤井達吉現代美術館〜西方寺〜称名寺へ行ってきました。
創業250年になる九重みりん(石川八郎治商店)では、「九つのこころ(ここのえに、こころ重ねて)」の九ケ条が目に留まりました。
伝統を大切に守りながらも、時代に合った商品開発や、九重みりんを使ったレシピの案内、他社とのコラボ品など。アイスクリームが濃厚で美味しかったです(^^)。
他にも、角谷文治郎商店、杉浦味醂と店舗併設のみりん工場がありましたが、こうした取り組み・発信は大切ですし、喜ばれますね。
■今日のテーマは、『3社に1社が事業存続が厳しくなる!』
先々週のブログ第750号で、「一つのビジネスモデルの寿命は30年」「環境変化のスピードが早い最近は15〜10年」と紹介しましたが、今朝の日経流通新聞の「神田昌典氏のコラム」では、米サイトコア社の調査、そして経産省の調査について書かれていました。
★3分の1の企業が、ビジネスモデルを変革しないと3年以内に事業存続が脅かされると危惧している。
★日本でも、2025年には中小企業の3社に1社が事業存続が厳しくなり、廃業リスクにさらされる。
そして、マーケッターの立場(神田氏)からすると、成熟企業の場合、抜本的にビジネスモデルを変えるのが難しくても、強み(例えば、商品やサービス)をそのまま維持しつつ、少し視点を変えたり広げることで、新たな展望が開けることも多い。
この神田氏の指摘は、的を得ていると思います。では、過去20年以上にわたって恵まれた環境にあった調剤薬局においては、どうでしょうか?
いきなりの大きな差別化を作ることは困難ですが、処方箋対応だけに100%依存する形では将来が開けません。先行きへの不安感を持つだけではなく、患者さん・お客さん・地域住民の方が喜び、繰り返し利用(リピート客)していただける形にしていくには、どんな取り組みを付け加えたり、ちょっとチャレンジしてみるといいでしょうか?
令和元年8月19日(第753号)