こんにちは、天野です。大型台風10号が西日本に上陸しましたが影響や被害が心配ですね。
今年のお盆休みは前半型、後半型それぞれだと思いますが、皆さまのお休みはいかがでしたか?...長女は入っているクリニックさんの関係で分散出勤した一昨日は凄い人だったとのこと。研修医の次女は周りのクリニックさんの休みの関係で、一昨日の当直は1時間しか眠れなかったそうです(汗)。
さて、ドラッグストア大手のココカラファインを巡るマツキヨHDとスギHDによる争奪戦は、ココカラとマツキヨが経営統合を目指した協議に入ることが決まりました。食品の取扱いや調剤併設店の拡大で他業界から売上を奪い続けてきたドラッグストア業界ですが、2000年度に比べて店舗数がほぼ2倍の20,000店にまで拡大し、業界再編の段階に入りました。
また、コンビニ業界においても、7月はセブンイレブンとファミマでは新店を含めた全店売上が前年割れ(既存店売上は大手3社とも前年割れ)しており、国内においては、「規模の論理」による拡大は限界を超えたことは明白ですね。
■今日のテーマは、『小さな差別化を2つ、3つ作る!』
先週末土曜日の愛知県薬剤師会の理事会、その後、開局部会で話し合われたものの一つは、4月2日付の「調剤業務のあり方について」通知を踏まえて、愛知県では今後、薬剤師、非薬剤師(事務スタッフさん)に対してどういう研修をやっていくべきか...、ということ。
実際、今回の通知に対しての受け止め方は多様ですが、事業環境やルールが変わっていく中で、「何も変えない」「何もしない」「指示を待つだけ」というスタンスでは厳しくなるのは明らかだと思います。
これからの、【差別化の時代】においては、1件1件の勝負になっていきます。大手には、、、
★立地で負ける。
★規模で負ける。
★仕入れ・品揃えで負ける。 ...があったわけですが、上記のドラッグストア業界・コンビニ業界にある様に、規模の論理が限界を迎える中で、【小回りがきく自店の強みは何なのか?】。
「気軽に色々と相談できる薬局」「会話を楽しめる薬局」「楽しさを提供できる薬局」...。外からはあまり目立たないことでも、2つ3つと重なると大きな差別化になり得ます!
令和元年8月15日(第752号)