こんにちは、天野です。長〜い大型連休が明け、一気に動き出した令和元年のスタート月。
思い返してみますと、平成元年は、私は弊社セールスとして大阪を廻っていましたが、当時は個人薬局薬店の時代でした。その後、ドラッグストアの時代が到来しましたが、平成時代の終わり迄にはドラッグストア市場は大手10社でシェア7割にまで寡占・再編が進みました。一方で、平成の30年間にわたって医薬分業の国策に乗って他業界が羨む一本調子の成長を遂げた調剤薬局市場は今後どうなっていくのでしょうか?
昨日、弊社大阪での会議が終わって東京へ移動する新幹線の車中で偶然、狭間研至先生に久しぶりにお会いし、20〜30分ほどお話ししました。
★4月2日付けの「調剤業務のあり方について」をどう受け止めるのか?
★これからの薬局薬剤師は、調剤室の外に出て、どう患者さんと向き合っていくべきなのか?
★これから競合が増すドラッグストアの調剤併設店との違いをどう打ち出していくのか? ......日々の処方箋対応に忙しく、まだまだ様子見の方が多い現状ではありますが、環境変化は確実に進み始めています!
■今日のテーマは、『令和は元気な高齢女性が主役!』
昨日の日経新聞にあった「これからの時代の主役はおばあさん」にも書いてありましたが、
◆団塊の世代が全員75歳以上になる【2025年問題】、そして高齢者人口がピークを迎える【2042年】まで、令和の時代はこれから20年強にわたって超高齢化の荒波を受け続けることになる。
◆そして今世紀半ばには日本人の5人に1人が高齢女性となる。
こういうことからも、「今後30年にわって人口が大幅に増える70歳以上の女性が消費の中心になる!」という指摘は当たっていると言えますね。
では、そうした70歳以上の元気な女性のお客さま、患者さま、地域住民の方に自店に来てもらうためには、そして繰り返し利用していただくためにはどうしたら良いでしょうか???
中小・個人店の強みは、顧客の顔が見えること・分かっていることであり、雑談力・相談力・居心地の良さでお店に来てもらえること。そして、元気な高齢者の方が集まれる場を作れることだと思います。【聞こえの相談会】【ミラクル体感会】の開催は、そうしたキッカケ作りにつながります。
またこうした活動は、かかりつけ薬局・健康サポート薬局に準ずる薬局のあり方にも通じます。
令和元年5月9日(第725号)