こんにちは、天野です。3年前の異常暖冬の12月ほどではありませんが、まだまだ冷え込みが感じられない日が続いていますが、三連休明けの年末最終週はぐっと冷え込む日が続きそうです。
一昨日、グループ会社アマノの店頭を廻りましたが、「まだまだ、風邪関連を含め年末らしい忙しさになっていないけれど、風邪のお客さまが増えてきているし、調剤は忙しい。」との話で、滞在時に各店で風邪薬と補助ドリンク剤【ラクナール】のお客さまがいらっしゃいました。
昨日は公私にお世話になっている理央周先生の東京オフィスに寄った後、お誘いいただいた長谷川和廣先生のセミナーで勉強させていただきました。
2,000社の赤字会社を黒字にした長谷川先生の著書は、出版不況の時代にあって35万部ものベストセラー。
それだけ、今の時代環境・事業環境の先行き不透明感が強いことが分かります。長谷川先生は、経営環境変化の原因(人口減少、技術革新、制度・業界の枠組み)をしっかり見通して、自社の課題をハッキリと見える化することの大切さを力説されました。その上で、【自社・自店の位置づけ】をどうするか。。。ですね!
■今日のテーマは、『人を軸にしたビジネスモデル!』
日経MJ(流通新聞)が数回にわたって「平成30年間の消費を語る」という特集を組んでいます。
★多くの市場(上記の出版、ファッション、百貨店はじめ)がバブル期のピークから3割以上縮小し、大手による集約・再編、そしてネット通販の台頭。。。
★そのネット通販自体も既にオーバーストアの時代に。ネット上にモノや情報があふれ、消費者は信頼できる情報に飢えている。商品を選ぶ時に、誰か信頼できる人の意見・アドバイスを参考にしたい。
★これからは共感したり、同じ趣味などを楽しんだりできるコミュニティに入りたい...という消費者が増える。...「この指とまれ!」と仲間・共感者を増やしていく"人を軸にした"ビジネスモデルが必要となる。
先月11月の第21回近畿薬剤師学術大会(大津市)、第12回日本薬局学会学術大会(名古屋市)、そして今月2日の東海薬剤師学術大会(静岡市)で、弊社は【コミュニティ薬局作りのお手伝い】【健康サポート薬局作りのお手伝い】のご提案をさせていただきました。
医薬分業という国策のもとで急成長した調剤薬局市場ですが、高騰を続ける医療費の抑制を含めての制度の改正が徐々に、しかも確実に進み出しています。
そして、高齢者人口はまだ増え続けますが、全体の人口は減少が始まっています。上記の「この指とまれ!」という人を軸にしたビジネスモデルを考える時、地域に根づいた薬局像はどうあるべきでしょうか?
平成30年12月21日(第689号)