こんにちは、天野です。寒くなりましたね。週末にかけて更に冷え込みそうです。
一昨日、来月(新年)に四日市市薬剤師会研修会でお話しさせていただく件もあり、弊社・新人のK君と四日市・桑名方面のお取引調剤薬局さまに何件か伺いました。
その中で当地区は健康サポート薬局の取得件数が少ない...との話になりました。実際、制度創設から2年経過して届け出件数はジワジワと増えてきていますが、10月31日時点での届け出件数は、全国でまだ1,147件。
また、日本薬剤師会が先日行った調査結果によると、一般市民の92%が「健康サポート薬局」を知らない!...とのさみしい結果。しかしその一方で、「かかりつけ機能と地域住民の健康づくりを積極的に支援する"健康サポート機能"を有する薬局があれば、利用したい。」との回答が半分以上を占めました。
まさに、これからの取り組み次第。認知度のアップ次第と言えるアンケート結果だったと言えますね。
■今日のテーマは、『かかりつけ機能・健康サポート機能を有する薬局!』
実際、まだまだ健康サポート薬局の取得件数が少ないのは事実(毎月50件前後のペース)で、「2025年までに1万件ぐらいは!」という厚労省目標へはまだかなり厳しいですが、仮に今の倍のペースになれば達成も視野に入ってきます!
ブログ第682号で紹介しましたが、折りしも、先月11月24日の日経新聞の一面に「薬局6万店 再編の風圧」との大きな記事が載りました。
◆コンビニの様に顧客ニーズを満たしての市場拡大ではない医薬分業の拡大がもたらした非効率を是正しなければ。
◆厚労省は増え続ける社会保障費の抑制へ、地域密着型薬局を作っていく過程で再編を促していく方向。
との厳しい内容でしたが、裏返せば、これからどういう薬局が患者さん・地域住民の選択肢に入っていくのか。。。
弊社イチ押しの①お任せ什器設置によるシーズンに応じたセレクト商品の販売、そして②定期的な健康イベントの開催(認知症予防や、補聴器の聞こえの相談会)による【場づくり・キッカケ作り】があって、③OTC48薬効(出来れば、この倍ぐらいが好ましいです)の設置にも意味と動きが出てきます。そうした取り組みが「かかりつけ機能」「健康サポート機能」を有する薬局に通じると思っています。
平成30年12月13日(第687号)