こんにちは、天野です。久しぶりに腰痛をやってしまいました。平日朝の軽い筋トレや合唱のおかげでほとんど無縁になっていたのですが(汗)。湿布と入浴でケアをして、今週末の名古屋まつりに間に合わせたいと思います(男声合唱団・サカダンで30分ほどのステージ♪)。
さて、先月開催された第51回日本薬剤師会学術大会(金沢)では、これからの薬剤師のあり方についての講演で多くの指摘がなされました。
これまでは健康の維持と増進への関わりが中心だっだのが、人生100年時代に向かっては予防への関わり、患者さん一人一人に応じた理解と対応、医療のみならずOTCやサプリメント等の活用なども必要になります。 弊社では、
①11月3日(土)の近畿薬剤師学術大会(滋賀県大津市)
②11月3〜4日の日本薬局学会学術大会(名古屋市)
③12月2日(日)の東海薬剤師学術大会(静岡市)にブース出展いたします。私も参加して、【コミュニティに根づいた薬局作りのご提案】を、お取引薬局さまの事例も含め、皆さまと色々な話ができれば...と考えております。
■今日のテーマは、『加齢・健康不安に関するコミュニケーション不足!』
人生100年時代が現実になりつつある中、100歳以上の高齢者(百寿者)900名の調査研究を行っている慶応義塾大学医学部の新井先生によると、
★百寿者の97%は何らかの病気をもっている。その一方で、中年期の体格・食事が適切だったため肥満による糖尿病や動脈硬化といった循環器系疾患が少なく、日常生活での活動度や認知機能が高い。
★後期高齢期以降では、フレイルと認知症の予防が健康長寿達成のカギ。
★そのためにも、ライフステージに合った運動、頭を使う趣味や活動、バランスの良い食事、そして地域参加をしていくこと。またそうした健康長寿社会を作っていくことが大切。
こうしたことは漠然とは理解されていますが、現実的には加齢と共に体力・気力が落ち、身体の不調・病気が加わり、友人・配偶者との死別で孤立が進んだりしている。
今回の調査では、配偶者や友人と加齢・健康不安について月1回以上話す割合が少ないとか、ない場合が多いこと、即ち加齢や健康不安についてのコミュニケーション不足が浮き彫りになったとのことでした。健康フェアの開催ひとつでも、こうした不安を和らげ、楽しい場の提供ができますね!
平成30年10月18日(第671号)