こんにちは、天野です。ハッキリと秋めいてきましたが、また大型台風が近づいていますね。
さて、先々週に昨年度の「国民健康・栄養調査」の結果が発表されましたが、今回は高齢者の筋肉量が初めて調査されました。
◆低栄養(BMI20以下)については、65歳〜74歳では男性の12%、女性の20%が低栄養。80歳以上では男性17%、女性の21%が低栄養。高齢者の低栄養問題が解決されていない実態が浮き彫りになりました。
◆また、男性の場合、低栄養の人は「週1回以上の外出ありが11%で、外出なしが29%」にも上った。一方で、女性の場合は外出の有無による差は見られなかった。
これについては、女性の場合は外出しない時でも家事などで動き回っているが、男性は外出しないとこうした運動もしないため、食事量が減る可能性がある...とのこと。
これから冬に向かって、冷え性対策・低栄養対策に加えて、外に出歩く習慣や軽めの運動習慣が大切なことを改めて感じさせる調査結果ですね。
■今日のテーマは、『何のために健康イベントをするのか?』
上記にも関わりますが、低栄養の問題、筋肉量低下や足腰の衰えの問題は、健康寿命、そして認知症予防にもつながる問題です。
私がNPO法人"健康な脳づくり"で、名古屋市天白区平針南での3ヶ月間の認知症予防実践プログラムのお手伝いをした時に感じましたのは、人が集まり、楽しく運動したり語らったり学んだりする場所があることの大切さです。そして、女性よりも男性の参加者が圧倒的に少なかった事実です。
この写真はその時のものですが、何回か会を重ねるうちに、どんどん顔見知りが増えて皆さん、楽しみに参加され、休憩時間もお茶を飲みながら笑顔で談笑されていましたし、また、体幹や運動機能についても、簡単な記憶力や認知度チェックテストにおいても、皆さん大きく改善されていました。
昨日、弊社Y君が先週に続き別の薬局さまで【認知症予防の話と、ミラクル体感会】のお手伝いをさせていただき、ご参加の皆さん大変盛り上がって、7名様全員がJPクッションとグリップをご購入なさったとのことでした。
地域に根づいた薬局・調剤薬局だからこそ出来る【日々の健康維持・予防のためのプラットフォーム作り】をしていきましょう!
平成30年9月27日(第665号)