こんにちは、天野です。ここにきて一気に秋の気配になってきましたね。まだ暑さは残りますが、秋バテ・体調管理・カゼに注意したいところです。
さて、過ごしやすい季節になってきて、健康イベントが開催しやすい・出歩きやすいシーズンになってきましたね。
前々回のブログ(第659号)に書きましたが、今月も今のところ60数件の薬局さまが「専門相談員派遣による補聴器の聞こえの相談会」を開催(今月予定を含む)されています。
また、【認知症予防の話と、JPクッション・ミラクルグリップを使った認知症予防体感会】は参加しやすいイベントです。
認知症の話を聞くだけでなく、参加された皆さんと一緒にマルチタスク運動をすることは、勉強になると共に楽しい場作りの提供にもなります。地域に根づいた薬局としての【認知度】も上がりますし、お客さまとの【接触頻度】の向上にもつながります(^^)。
■今日のテーマは、『調剤薬局ではOTCは売れない!?』
前回、先週末に開催された第9回日本アプライド・セラピューティクス学会のことを書きましたが、その時のシンポジウムの中に「セルフメディケーション推進のための薬剤師によるOTC薬対応」がありました。
パネラーの先生方が調剤薬局の店頭でのOTC薬の事例をお話しされましたが、お一人は弊社の取引店の先生でした。
健康サポート薬局の届け出件数が7月末で1,042件となり、調剤薬局でのOTC薬の取組みの関心は上がってきており、弊社で【48薬効】を設置させていただく件数も増えてきています。
但し、実際のところ、「OTCは並べてあるだけ」「48薬効を揃えただけで、全然売れていない」という声が多いのも事実です。
大きな理由の一つは、医薬分業によって伸びた調剤薬局のビジネスモデル(処方箋対応主体)にあり、薬剤師がOTC薬販売の経験値や物販に必要なコミュニケーションを必要としなかったこともあります(先の学会でもそうした指摘がされておりました)。
しかし、これからの時代に求められる「かかりつけ薬局・薬剤師」として、1人1人の患者さんの背景を理解して薬剤師としての職能を発揮していくためには、避けて通れませんね!
平成30年9月13日(第661号)