こんにちは、天野です。今週に入り寝苦しい夜が続いていますね。
さて、ここ名古屋・栄の百貨店「丸栄」が今月末をもって閉店します。永らく名古屋の4Mと呼ばれた老舗百貨店ですが、時代適応できず業績低迷に歯止めがかからず。9月にはビルの取り壊しも始まるそうで栄地区の見慣れた景観が変わってしまうのは残念です。。。
【企業=時代適応業!】と言われますが、生存・存続していくためには、現状にあぐらをかかず、「事業環境の変化に対応していく」「お客さまのニーズの変化に対応していく」ことの重要性を改めて強く感じさせますね。
日経ビジネスの4月30日号「薬局解体!」が大きな反響を呼びましたが、平成30年度の調剤報酬改定から3ヶ月。日々の見た目の事業環境は変わってないようでも、徐々に、そして確実に変化の流れは強さを増しています。
■今日のテーマは、『お客さまの潜在的な購買力の高さ!』
【売上=①来店客数 × ②お買い上げ額 × ③リピート率】という原理原則にあって、「来店していただくこと」「気に入っていただき、また利用していただくこと」はとても大切ですし、超高齢社会・ゆるやかな人口減少社会においてはなおさら重要になってきます。
先週末、東京のO所長が訪問して、季節に応じたセレクト商品による【お任せ什器】を2台設置させていただいた調剤薬局さまで設置してわずか2日でビックリする話がありました。
ある1人の女性の患者さま(お客さま)が、【リンクルクリーム】【ローション】【美容液プレミアム】【ハンドクリーム】、そしてドリンク剤【天山精V・3本パック】をまとめてご購入されたのです!!
笑顔で対応されたスタッフの皆さまも大変驚かれたそうですが、今の元気な女性高齢者は、
★自分にとってイイものを常に探したい。
★自分の話を聞いてくれるお店・相談できるお店が欲しい。
★購買行動を使い分けて、日常の買い物は安い大型店で済ませるが、気に入ったお店(スタッフや雰囲気)では高額消費をする。
というマインドが強いと言われますが、改めてお客さま・患者さまの「潜在的な購買力の高さ」を教えていただきました。
平成30年6月28日(第640号)