こんにちは、天野です。先週末から気温が急激に上がり、ここ名古屋では昨日は何と25度超えの夏日!!これだけの異常な気温差ですと疲れが蓄積しますし、店頭ではシーズン物とかの売上が大変ですね。急いで春~夏バージョンに切り替えないと...。
さて一昨日、第103回薬剤師国家試験の合格発表がありました。全体合格率70,58%(新卒合格率は84,87%)とほぼ昨年度並みの合格率で、9584名の方が合格しました。おめでとうございます!!
私の甥や、後輩のご子息など、身近な方の合格の報に喜んでいますが、それにしても薬剤師国家試験は大変になりましたね。私自身、昨年度まで長女がお世話になっていた金城学院大学薬学部協力会の会長を4年間務めましたが、まさに国家試験に翻弄され汗をかいた4年間でもありました。
実際のところ、表面上の新卒学生の合格率は84,87%となっていますが、最後の卒業試験で合格できずに国家試験を受験できなかった学生さんを含めた総出願者数で見た場合の合格率は76,44%となっています。
こうして頑張って薬剤師になった若き皆さんのご活躍を心からお祈りします!
■今日のテーマは、『名古屋市緑区薬剤師会研修会でお話しさせていただきました。』
先月の岐阜市の保健薬局研修会に続いて、一昨日は名古屋市緑区の薬剤師会研修会で夜9時から10時半の1時間半、「薬局薬剤師を取り巻く環境の変化と、5年後・10年後の姿」と題してお話しさせていただきました。
通常は、製薬メーカーさんの勉強会や商品説明会が多い中で、こうした視点での勉強会はあまりないと思いますが、今回の調剤報酬改定をはじめとする大きな変化が来ている中で、1~2年のことだけでなく、5年後10年後を考えていただく機会にしていただく様にお話ししました。
今回の調剤報酬改定は、特に大手調剤チェーンや大型門前薬局に厳しい改定となり、あまり影響がなかったとされる中小門前薬局や個人薬局は危機感が薄れているのでは...、との指摘がある中で、今後は【地域に根づいた面薬局】の方向性が確実になること、そして、患者のための薬局ビジョンにおいても、58,000軒ある調剤薬局が今までのままでいいとは誰も(厚労省も)言っていないこと...、をお話ししました。
そして、弊社がおススメしている①シーズンに応じたセレクト商品による【お任せ什器】、②それに付随してのOTC48薬効の展開、③そして、患者さんや地域住民の方を集めての健康フェア・健康相談会について、ご紹介しました。
最後に、「フェイス・トウ・フェイスの調剤薬局さんだからこそ生まれる、素晴らしい事例!」「女性の患者さま・お客さまのビックリする購入事例」をお伝えしましたが、「気軽に入りやすい」「処方箋薬以外の相談もできる」「いつも何かをやっている」薬局として【認知される活動・発信】を一つ一つやっていきたいですね!
平成30年3月29日(第617号)