こんにちは、天野です。今日も冷え込んでいますね。記録的な大雪となった北陸地方の皆さまは本当に大変だと思います。
さて、平成30年調剤報酬改定の点数配分が固まってきましたね。
基準調剤加算の廃止、地域支援体制加算の新設、後発医薬品調剤体制加算(数量シェア80%に向けての算定割合の引き上げ)、...。そして大型門前薬局への適正化措置。
ここで考えたいのは、今回提示された要件への対応だけでいいのか? 従来の「調剤専門薬局」のままでいいのか? この先、今のままでやっていけるのか。。。
2015年にまとめられた薬局ビジョン、また2025年問題まであと7年に迫っている中で、お客さま・患者さまや地域にとって、どのような薬局・調剤薬局が求められるのでしょうか?
ドラッグストア業界においては、これからの人口減少社会において、地域住民が利用しやすい健康サポートドラッグになっていこう!...という動きが出てきています。一方の、高齢者や地域住民の【日々の健康・未病の受け皿】たるべき薬局・調剤薬局はどういう認識が必要なのでしょうか。
■今日のテーマは、『自店の存在・やっていることに気づいてもらう!』
上記の続きになりますが、お客さま・患者さま・地域住民の方から選ばれる【薬局・調剤薬局】になっていくためには、どうしたらよいでしょうか?
一番重要なのは、自店の存在を広く気づいてもらうこと。そして、自店が他店と違って力を入れていること・取り組んでいることに気づいてもらうことです。
「自店を利用して欲しい」「隣りのクリニックの患者さま以外の方にも自店の存在に気づいて欲しい」「自店に気軽に立ち寄って欲しい」。
そんな思いに対して、お客さま目線に立って、自店は、看板は、目立っていますか? 外から見える雰囲気は、いかがでしょうか?入りやすいでしょうか?
また、店頭において調剤以外に力を入れている商品やサービスに、患者さまは気づいているでしょうか?
商品・サービスに気づいてもらえてこそ、興味や関心を持ってもらえます。
棚にキレイに並べてあっても、気づかなければ意味がありませんし、調剤待ちの患者さま・お客さまがわざわざ数メートル歩かないといけない離れた棚に置いてあっても...、同様ですね。
そして、気軽に触れたり、質問出来たり、店頭のテスターや試飲サービスが使えると、お客さまが「試してみたい」「気になる」「欲しい」という行動心理に乗りやすくなります。
平成30年2月8日(第603号)