こんにちは、天野です。昨日は立春でしたが、今年の冬はまだまだ気温の底のピークを過ぎるには早そうですね。インフルエンザ流行と共に、風邪の人もとても多いので皆さまご自愛ください。
さて、食品小売業では「健康な食生活提案」が差別化・生き残りへの大きなキーワードになってきて、食品スーパーやコンビニでは、健康関連商品・無添加商品・減塩などをうたった売場が増えています。
国内人口がゆるやかな減少に入り、かつ超高齢社会に入って一人世帯が増えてきて、大量販売や価格競争だけでは、顧客のニーズや要望にマッチしなくなってきている...、とも言えます。
同様に、薬局・調剤薬局においても、「顧客に寄り添う健康生活提案」が出来てこそ、お客さま・患者さま、そして地域住民の方に必要とされるコミュニティ薬局として【認知】されていけるのだと思います。
先週、本社にお問い合わせと取引要望をいただいた薬局薬剤師の先生は、これからの薬局像を模索する中で、弊社のホームページをご覧になってご連絡いただいたとのことでした。
■今日のテーマは、『店頭でのホーソーン効果!』
今日は、弊社M君から借りた書籍から「ホーソーン効果」についての話です。
ホーソーン効果とは、他の人の行動に影響を受ける効果のこと。人は他人の影響を受けやすいものですが、
★一人で作業している時よりも、誰かと一緒に作業する方がモチベーションを維持できる。協力し合って互いに支え合える。
★誰かに見られたり、注目されている時の方が仕事の効率が上がる。
★病院の場合では、信頼している医師に期待されると、患者の行動が変化し、症状が良い結果へ向かうことが確認されています。
「人が集まっている催事」や「人が並んでいる新規オープンのお店」では、何か起きているぞ! 確かめたい! というホーソーン効果が働いています。
弊社では、調剤薬局さまの店頭での【シーズンに応じたセレクト商品を並べたお任せ什器】の設置をおススメしていますが、これも【ホーソーン効果】を生んでいます。
★処方箋待ちの患者さまが、お任せ什器の商品を触ったり、購入されたりする過程での会話や店頭の雰囲気。
★店頭で【ビアンセハンドクリーム】のテスターをつけたり、冷え性対策の【アミノ高麗紅参液】の試飲をしたり、相談したり、良さを実感されて購入される。
★処方箋待ちの間に店頭に置いてある【JPクッション】の見本に乗って試したり、説明を受けて購入される。
こうしたことが店頭で普通になってきますと、ホーソーン効果が働き、「いつも何かやっている薬局」「会話や相談がしやすい薬局」として広く認知されていきます。
平成30年2月5日(第602号)