こんにちは、天野です。いよいよ今年の最終週に入りましたね!クリスマス週末は穏やかな天気でしたが、寒波で一気に気温が下がってきました。
昨夜のドラマ「陸王」の最終回、ご覧になられましたか?、土俵際に追い込まれた老舗足袋屋・こはぜ屋の感動の逆転劇で涙、涙...でしたね。「何一つ挑戦せずしてただ生き延びたって意味がない。リスクをとって、挑戦するしかないんだ!」ってセリフ(役所広司の)には大いに震えました。
激変する環境への適応。先週、平成30年度の調剤報酬改定が決まりました。+0,19%とはいえ、別枠で実施される「大型門前薬局の評価適正化(約60億円削減)」を差し引くと実質はマイナス改定。こうした流れは今後さらに強まりますし、2年後の改定もすぐにやってきます。
健康サポート薬局については、ようやく申請件数が上がってきたとはいえ届け出件数は577件(今月1日現在で)。2025年に向けての施策であり、急いでも...とか、メリットがない...、などの声が大勢ですが、5年後を考えた時にどうなのでしょうか?
■今日のテーマは、『家まで売る自動車販売店!』
今朝の日経MJに、長野県の地域有数の自動車販売会社の取り組みが載っていました。
◆従来は来店者が欲しい車を言われるままに売っていたが、2年ほど前から家族のライフスタイルをじっくり聞き、ニーズをつかんだ上で最適な車を提案することに切り替えた。
◆心がけたのは、家族の幸せを未来から逆算して、車を買うことで家族が得たいメリットを来店客と話し合うこと。実際、そうした自分の家族のニーズまで考えて提案してくれる社員に対する信頼が高まり、成約率が一気に上がったとのこと。
◆この売り方が自動車以外にも使えることに気づいた同社では、住宅や保険なども無料相談を通じて売れるようになった(!)とのこと。
身近にあって、自分のことを理解してくれ、親身になって相談に乗ってくれるお店・スタッフ・店員さんの存在は今後、今まで以上に大切になるのでは...と、強く感じる記事でした。
実際、上記の例では、車屋さんだから車しか売らないとか、車の用事がない時しか行かない...という一般的な発想を超えた形になっていますね!
弊社では、補聴器専門商社のシンコムさんと提携して7年目に入りました。
当初は「補聴器は補聴器専門店か眼鏡店で買うもの」「薬局でそんな高いものはとても売れない」などの声が大変多かったですが、専門相談員さんを無料派遣しての【聞こえの相談会】などを通じて、累計のオーダーメイド補聴器のご成約は2120台を突破しています。
身近にあって、信頼性があり、いつも通っている薬の専門店さん・調剤薬局さんだからこそ、お客さま・患者さまも安心して相談され、アフターフォロー面でも安心してご購入されているのだと思います。
平成29年12月25日(第592号)