こんにちは、天野です。今日は8月後半とは思えぬ暑さですね。夏の疲れが蓄積しての夏バテ・夏かぜに加えて、埼玉の惣菜店でのO-157や福岡市内のホテルでのノロウイルスによる集団食中毒のニュースが流れていますので注意喚起を。
さて、丹羽宇一郎氏(伊藤忠商事前会長、元・中国大使)の著書「死ぬほど読書」が13万部突破とのこと。私もさっそく読みましたが、読書を通じて学べること、出会えることはとても多いと思います。
今月はお盆休みもあったので久しぶりに10冊近く読みましたが、今日ご紹介するのは、「コミュニティデザインの時代 ~自分たちで"まち"をつくる~」。
★日本の各地で「街(まち)」が寂しくなった理由。...屋外でやっていた活動が室内でできるようになった。また、子ども会や自治会が活動をやめてしまった地域が増え、地縁型コミュニティが力を弱めてしまった。
★地縁型コミュニティを補うために、テーマ型(同じテーマに興味をもった人たちの集まり)コミュニティを集める必要がある。
★鹿児島のデパートの事例...地域のNPOやサークルが各階で活動しており、客と店員の間にコミュニティが入ることによって、関係性がより良くなっている。
★自分たちが楽しみ、更に自分たち以外の人を楽しませることで、人との繋がりや人からの感謝が増える。
テーマとしての、日々の健康や美について、認知症予防について...など、地域に根づいた薬局としてのコミュニティづくりを考えていきたいですね!
■今日のテーマは、『お客さんは商品が欲しいわけではない!』
「モノでなく、お客さん目線で考える!」という視点からよく言われる言葉ですが、「お客さんは商品が欲しいわけではない!」。
例えば、ダイエットを考えている人は、減量サプリメントの商品やラ〇ザップなどのトレーニングが欲しいのではなく、マイナス10~20kgのスマートな姿・異性からもてる体型・若々しい体型が欲しい!...そうした「結果が欲しい!」
同様に、スキンケア商品が欲しいのではなく、年齢を重ねてもすべすべしたお肌、しっとり感のあるお肌が欲しい!「いつまでもキレイなお肌ね!」と言われたい。
お客さんは一体何を求めているのでしょうか?どういう結果を求めているのでしょうか?...その根底にある感情・叶えたい理想は何なのでしょうか? その根底にある悩み・不安は何なのでしょうか?
「お客さんの欲しい結果」を考えて、気づきの発信やキッカケ作りをしたいですね!
そしてもう一点。これからのメイン顧客となる70歳以上の元気な女性が、楽しんで買い物をする中で重視しているのは、①コミュニケーション【雑談】したい! そして、②集まる場・交流する場が欲しい!。...上記でご紹介した本の内容にも通じることですね。
平成29年8月23日(第559号)