こんにちは、天野晃治です。
先週の木曜日以来、熊本県中心に相次ぐ地震。今後の予測が困難なことがより心配です。
週末は金城学院大学薬学部へ。父兄説明会で協力会としてご挨拶しましたが、私の長女もいよいよ国家試験を目指す6年生に。
さて厚労省は、4月から稼働し始めている“かかりつけ”に向けた諸制度の注意点をまとめています。
【かかりつけ薬剤師指導料の算定】に対しては、分業バッシングもあり、迂闊な算定方式は行わない方針で、
◆アンケートの署名によるかかりつけ同意取得は、認めない。
◆同一薬局内にあっても、移動・退職などでかかりつけ薬剤師を変更する場合は、新たに患者の同意が必要。
◆24時間相談に応じる体制。やむを得ない場合は別の薬剤師による対応でも可。
◆施設入所者については、患者ごとに個別に判断する。
などが出てきています。
さあ、4月も後半戦。「ほとんどの人は、有効な時間の8割を無駄に使っている!」と言われています。いつものルーティンワークや急な依頼ごとで忙しくして時間を無駄にしたり、大事なことを先送りにしない様にしたいですね!
■今日のテーマは、『お客さまは自分のメリットを知りたいだけ!』
昨日、家内とホームセンターへ水やりのホースなどを買いに行きました。メーカー品・PB品が並ぶ中で価格訴求のPOPと、性能訴求のPOPだらけ。
モノ余りで消費動向になかなか力強さが戻ってこない中、そして超高齢社会で何でもかんでも大量には必要ない環境にあっても、まだまだ“価格訴求だけ”“性能訴求だけ”に走ってしまっている店頭の現状があります。
売り手としては、「安いこと」「性能がいいこと」をアピールしたいわけなのですが、「それは売り手目線だ!」との指摘があります。
その指摘によると、
★お客さまは、あなたのお店・会社のメリット・利益に関心があるわけではない!
★お客さまが知りたいのは、「自分にとってどんなメリットがあるのか」!…利点、知らなかった価値、新たな楽しみなど。
★しかも、そのメリットが分かりやすく実感できると良い!
そこを勘違いして売り目線が過ぎると、売りたい商品の良さ・違いばかりの説明を延々と続ける…というズレたことになってしまいます。
お客さまは自分にとってのメリットを知りたい!
そうした視点・取り組みの延長が、気軽に寄りやすい、地域住民・患者さんにとっての【コミュニティ薬局への道】だと思います。
※調剤薬局什器は、春〜夏に向けて一部入れ替えの
※金城学院大学のアニー・ランドルフ記念講堂を奥に
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■コミュニティに根づいた、薬局作りのお手伝い。
事例ブログ【天野Cozy】は週2回配信中です。
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■業界紙・薬局新聞(毎週水曜日発行)に、月1回
コラム“さあ、気軽に薬局へ行こう!”を連載中。
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2016年4月18日(第431号)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事
NPO法人健康な脳づくり 会員