こんにちは、天野晃治です。
昨日は金城学院大学父母会の総会と、薬学部協力会の総会でした。薬学部の総会は満席で、薬剤師国家試験が大変厳しくなったことを反映して保護者の皆さまの関心・危機感の高さを改めて感じました。
会長挨拶として申し上げたのは、
★薬剤師国家試験合格率が、2年続いて6割(新卒で7割)強という衝撃的な厳しさになっている背景。
★大学側としてもカリキュラム改革などに一生懸命取り組んでいますが、もう今までのような“資格試験”でなく、“競争試験”になったことを学生さんも、保護者も認識しなければならないこと。
★厳しくなったとはいえ、毎年8,000人〜9,000人弱は合格するので、是非その中に入っていただきたいこと。
それに合わせ、前回のブログにも書きました様に、
★薬局薬剤師も、今までの医薬分業(7割が門前薬局)の延長ではなく、厚労省が求める“本来のかかりつけ薬局”の姿に変わっていかなければならなくなること。
さあ、6月も第1週末。自分の思考・行動の壁を破っていきましょう!
■今日のテーマは、『声のかけ方ひとつで、お客さんの行動が変わる』
昨日の日経流通新聞の小阪裕司先生のコラム「招客招福の法則」に書かれていた「店頭における声のかけ方ひとつで、お客さんの行動が変わった」事例2つ。
一つ目は、ペットのトリミングサロンで、お客さんの1年あたりの来店回数がなかなか上がらなかったところ、
◆会計時に、「次は〇月〇日ぐらいにお待ちしていますね」と具体的に言うようにしたところ、お客さんは覚えていて、その時期にちゃんと来店してくれるようになり、過ぎてから来店した人は謝まられる方も。
…これって美容院でも同じことですし、1〜2ヶ月分の健康食品や化粧品を販売する際にも通じる話ですね!
もう一つは、ある会社が食品の試食会をやった時の話。
◆集客施設だったにもかかわらず、なかなか試食に立ち寄ってくれない。そこで、“試食”ではなく、“アンケート”に変えて、2種類のうちどちらが好みかをボードに貼ってもらうアンケート協力の声掛けに変えたところ、1時間あたりの試食人数が5倍以上になった。
…これも、一方的に試食をすすめるのでなく、声のかけ方ひとつでお客さんに興味をもらい、行動が大きく変わった事例。
こうした声掛けですと、“売り込まれた感”もなく、自然に受け入れられますし、会話も拡がりそうですね!
★「駆け込みドクターSP」で紹介されたミラクルグリップ!
2015年6月4日(第342号)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事
NPO法人健康な脳づくり 会員