こんにちは、天野晃治です。
数社のドラッグストアチェーンで発覚した25万件もの調剤の薬歴未記入問題。厚労省が業界3団体に対して薬剤服用歴の記載状況の自主点検を実施するように要請しましたが、薬剤師全体の問題にならないか危機感がありますね。
さて、先月末に文藝春秋から出版された「ミラクルグリップ〜握れば脳が若返る〜」の著者の西野仁雄先生が本日、さるテレビ局と打ち合わせをしておられます。
何らかの形でのメディアからの発信になると思いますが、私もNPO会員の一人として、しっかりと普及活動に協力していきたいと思っています。
昨日発売の業界紙“薬局新聞”のコラムにも書きましたが、「社会的にも“認知症予防”に対する関心が高まっている中で、地域に根づいた薬局として、何ができるでしょうか?」
さあ、今年も早や3ヶ月め!単調な毎日を送っているとあっという間に時間が浪費されます。自分の枠【目線とマインド】を超えていきましょう!
■今日のテーマは『感情が第一か、理屈が第一か』
消費増税から11ケ月。長引く景気回復の遅れで厳しい市場環境の中、居酒屋チェーン大手が単価を上げようとしていた施策を方向転換して、安いメニューを増やし価格競争力を再度強化するとの記事。
どうしても厳しい市場環境なので価格競争してでも目先の売上が欲しくなりますが、高齢社会・ゆるやかな人口減少社会にあって、それでは実際先が見えません。
価格競争になる大きな原因は、
◇情報社会ですぐに他店と価格が比較されてしまうこと。
◇似たような代替えの効く商品がどんどん出てくること。
そして、もう一つ。
★せっかくいい商品・サービスでも、情報が少なければ、表面上の価格で判断するしかなくなってしまう!
これってとても消費者心理の核心をついていると思います。
「こういうものがあるのを知らなかった!」「これは自分が使いたい!」「親にも贈ってあげたい!」「友達にも勧めてあげたい!」というような【感情】の琴線にふれる情報・事例・体験談が色々とあるかどうか?
これがないと、理屈優位・価格優先の心理が勝ってしまいます。。。
2015年3月5日(第318号)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事
NPO法人健康な脳づくり 会員