こんにちは、天野晃治です。台風一過、そちらは如何でしたか?
週末よりロードショーの『蜩ノ記』を家内とみてきました。俳優陣もさることながら、黒沢組の映画作りが随所に感じられて良かったです(^^)。
さて、先週の弊社営業研修会で片山先生から紹介された「思考のすごい力(ブルース・リプトン博士著)」。
★遺伝子がわれわれの生命をコントロールするのではない。
★無意識の思考や口癖が今の自分を創っている。
★多くの場合、子供の頃から知らず知らずに刷り込まれた思考が、あなたに制限を加えている。
脳の活動を見ると、私たちが生きている時間のうち、95%(!)の時間が潜在意識下の心の習慣によって支配されている!…との事。
悪い口癖は意識的にカットしないといけないですね!
さあ、10月も第2週。マインドと目線を上げていきましょう!
■今日のテーマは、『地域包括ケアは何を意味するのか?』
長寿社会となった日本ですが、平均寿命と健康寿命の差が男性で10年!女性で13年も!人生の最期がこれでは…。
業界誌ドラッグマガジンの今月号に、長野県上田市で産声をあげたNPO法人“新田の風”の記事が。
◇上田市の住民アンケートでは、老後の心配の一番が健康について。次いで経済的なことと、認知症。
◇急激に進展する高齢化に対して、【求められる地域包括ケア】の姿を探して、地域自治体や薬剤師会などが主体となって立ち上げられた
その理事長(内科医)談話によると、
◇要介護者の問題は、手遅れで要介護者になるということ。一人暮らしの人や高齢者がギリギリまで我慢して医者にかからず、手遅れになってしまっている場合が非常に多い。認知症も同じ。
◇地域を上げての早期発見や早期予防の仕組み作りが大切。
◇一人ではとても背負いきれないものもチーム一丸でケアしていく体制作り。
こうした観点で、コミュニティ・地域に根づいた薬局・薬剤師の役割はますます重要になります。
ドクターが「お薬をちゃんと飲んでいますか?」の質問に対し、本当は飲んでいないのに「飲んでいる」という高齢者も多い中で、関係性が築いてある薬剤師だと実際の状況が把握しやすい…とも言われます。
また、こうした関係を育むためにも、普段から未病・予防のヘルスケアステーションとしての役割や、情報発信が欠かせませんね!
2014年10月6日(第276号)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事
NPO法人健康な脳づくり 会員