こんにちは、天野晃治です。この数日、一気に夏日になりましたね。
寝苦しい日が続くと疲れや夏バテ、夏風邪が付いてまわりますので、ご自愛と共に、店頭からの注意喚起・情報発信をしていきましょう!
さて文藝春秋・今月号の大型企画で気になったのが、「認知症高齢者11人の手記公開」。
◇認知症がかなり進んだ人でも自分の物忘れが尋常でないことを自覚していて、辛さ・不安を抱えていること。
◇最も辛いと感じるのは今までの人間関係が消えていくこと。
◇認知症高齢者は家族の中で孤立しているだけでなく、毎日怖い顔で叱られ続ける世界にいる。
◇「認知症になったら何も分からない」という偏見が未だに根強くある。
◇認知症になっても心は壊れていないのだから、まず話しかけることが重要。
◇世間では“徘徊”と言われるが、者本人にしてみれば、「こんな所に居たくないから」「昔の懐かしい我が家に帰りたいから」、家出をする。
…非常に考えさせられる手記でした。
地域、コミュニティ、施設、家族などが助け合って認知症対策だけでなく、認知症予防をしていくことが求められていますね。
■今日のテーマは、『何を、誰に、どうやって』
今日は、一昨日「テレビショッピングはなぜ値段を最後に言うのか?」の著者としても知られる“名古屋のカリスマ・マーケッター、理央 周 (めぐる)先生と食事をした際の話から…。
理央さんがよく言われるのが、①何を? ②誰に? ③どうやって?
一番最初にくる【「何を?】ですが、いくらこちらが「差別化している!」「独自性のある製品だ!」と思っていても、お客さんから見ると、全て同じに見える(!?) …という厳しい現実と指摘。
★自分の店・会社のことをお客さんに気づいてもらえているか?
★お客さんが気づいていない価値・提供できていないことは?
★1〜2度アナウンスしただけで終わってしまっていることは?
一般的な店舗の場合。来店客の8割は徒歩10分以内・自転車10分以内・車10分以内と言われています。こうした近隣のお客さんにいかに来てもらうか、気に入っていただくか。そして通っていただくか。
私の場合、背広は家から徒歩5分のところです。4年前に引っ越してから行くようになりましたが、「何となく気になって」入店し、感じがよく、服についての含蓄がある主人が気に入りました【マスター的存在】。
やっぱり【キッカケ作り】が大切ですね!
そういえば、昨日郵便受けに蕎麦屋さんの案内がポシティングされていました。家から2キロぐらい離れていますが、車なら10分以内!
家内と「今度の週末に行こうか」との話になっています(^^)。
2014年7月17日(第256号)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事
NPO法人健康な脳づくり 会員