こんにちは、天野晃治です。初夏の陽気ですね。
昨日は、金城学院大学薬学部の5年生が実務実習に出る際に白衣を贈るホワイトコートセレモニーがあり、協力会会長として祝辞を述べさせていただきました。お世話になる薬局さん・病院で、“実務経験"と共に、“コミュニケーションを含む対人経験"を積む有意義な22週間にしてほしいと念じています。
式には愛知県薬剤師会副会長さんや、名古屋市薬剤師会会長さんにご臨席いただきましたが、控え室での会話では、
◇4月の調剤報酬改定で、かなりの減収が見込まれる話
◇薬事法改定で一般用医薬品の販売に薬剤師が関わらない状況になる危機なのに、調剤以外は無関心な薬剤師が多いこと。
◇今回の国家試験が非常に厳しかったことで、薬剤師総人数規制の様なものを感じる話。
もはや、調剤だけでなく、OTC・健康食品なども含めて、日頃の健康・未病のための、コミュニティに根づいた薬局、かかりつけ薬剤師になっていくための取り組みは“待ったなし!"と言えますね。
■今日のテーマは、『ライバルは既存の同業他店か?』
最近、音楽CDを買ったことがありますか?大型CD店が本当に少なくなりました。「ダウンロードすればいい」「ネット通販で買う」ということもあるでしょうが、問題は市場規模が3割も縮小していることに。
一昔前は、ライバルは同業他社(他店)であり、驚異は規模に勝るチェーン店だったわけですが、今は実際どうでしょうか?大型店だけが驚異とも言えないし、ネット店だけが驚異とも言えないのではないでしょうか?
★業種・業界にかかわらず、社会の構造変化から来るべき未来を予測し、対応していかねばなりません。
★もはや売れない理由を外に求めるのではなく、「ライバルはお客さんの購買心理の変化と、自分!」
【 売上 = ①客数 × ②購買単価 × ③リピート率 】という原理原則にあって、
例えば、①の客数では、
・半径500メートル以内のお客さんはどれだけでしょう?
・車で10分以内のお客さんの割合は?
・会社なら、片道1時間以内で行ける取引先の割合は?
そして、その範囲内の潜在的なお客さんに対して
※何をしているか?どういうアクションをしているか?
※何回したか?どれぐらいの頻度でしているか?
※入店したくなるような販促・アピールがされているか?
※アナログ的に、どういう試みが考えられますか?
2014年4月27日(第233号)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事
NPO法人 健康な脳づくり 会員