こんにちは、天野晃治です。一気にお花見み日和になりましたね。
いよいよ消費税が5%→8%に上がります。週末にホームセンターに行きましたが、お米・ビール・肥料・フライパン・収納プラスチィックケースなど大量に抱えた買い物客も多かったです。
普段は、“3%引きセール”程度では反応しないのに、“消費税3%アップ!”だと行動するところに、消費者心理の不思議な部分が現われています。
【期限】や【限定】があるものに対して、
「今のうちに…」
「そういえば、前から買い換えを考えていたので…」
「ついでに、この機会に…」
こうした【消費者心理】や【キャッチコピー】は大いに参考になります。
■今日のテーマは、『不思議な消費者心理』
では、4月以降はどうなるのでしょうか?われわれは、どういうスタンスでいくべきでしょうか?
今朝の日経新聞に、セブン&アイ・鈴木敏文会長の談話が。
◇駆け込みの3月と買い控えの4〜5月を合わせて、売上は前年ぐらいではないか。
◇4月以降は消費喚起のため、価格競争が起きるだろう。前回(1997年)の増税時は、NB品の売上が落ち、自主企画PB品が増えた。
◇そもそもモノ余り時代であり、そう簡単に買おうとしない。今までになかった商品や価値のある商品を強化していかないと…。
中小企業・小さな会社・お店は、大手と同じ土俵(同質化競争、価格競争)にのってはいけません!
★ちょっと高めのもの・ちょっとイイものを、販売・提供していく。
★ちょっと高くても買ってもらえる・利用してもらえる会社・お店になっていく。
★気軽に寄れる、何かをやっている・教えてもらえる場、会話が楽しい場にしていく。
先ほどもふれた消費者心理の不思議さですが、
「人は、自分の消費活動を、後から理由づけして自分を納得させる」という言葉があります。
すなわち、
★これは、自分に合うから!
★前から、「必要かな」「欲しいな」と思っていたけれど、今回、思い出して。
★ちょっと高いけれど、結構使えるので(数ヶ月、数年)、お値打ち。
★あっちのは我慢して、その分、こちらは「ちょっと贅沢」して。
2014年3月31日(第225号)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事