こんにちは、天野晃治です。11月も中盤に入りましたね。
土曜日に、地元・中日新聞に立ち退き・閉館報道があった築50年の大須演芸場へ行ってきました。私の一番下の妹夫婦が企画・運営を手伝った落語の11代桂文治さんの独演会でしたが満員でした。こうした雰囲気や文化にたまに触れるのはいいですね(^^)。
そうした意味でも、名古屋に落語の常設会場がなくなってしまうのは惜しいです。
現実問題として、時代時代によってどんな商売にも(!)、流行廃りがあります。以前は【会社の寿命30年説】が定説でしたが、そのキーワードを生んだ日経ビジネスが先日、【会社の寿命は18年に短縮した!】…との記事を。
すなわち、事業環境の変化に対応し、3年後・5年後のあるべき姿をイメージして、お客さん目線に立って自らを変化させていかないと、企業・組織は永続できない!…との指摘です。
さあ、今年も残すところ1ヶ月と2週間になりました。時間だけは砂時計のように刻々と過ぎていきますので、緊急なことやルーチンワークに振り回され過ぎずに、優先順位・課題を忘れず、マインドを上げていきましょう!
■今日のテーマは、『お客さんの決定要素は何か?』
さて、手元に日本薬剤師連盟の日薬連盟だより(秋号)が届いています。見出しは、「こんな薬剤師・薬局はいらない!!!」
続いて、医薬分業バッシングが止まらない。患者や他職種からの医薬分業に対する批判は、薬剤師としての職務を放棄している薬剤師・薬局が多数あるからではないかと思わせるほどです。皆さんの周りにこんな薬剤師はいませんか?
ダメ①…ジェネリック医薬品の説明をしない薬局
ダメ②…処方箋がないと入れない薬局
ダメ③…コソコソ疑義紹介をする薬剤師
ダメ④…患者のお薬手帳を確認しない薬剤師 と、かなり辛口な一面。
2011年度の国民医療費が3年連続1兆円以上増加し38,6兆円と過去最高。医療費削減の動きの中で来春の薬価改定や診療・調剤報酬改定議論も始まっています。
そうした流れに対応しつつ、先ほどの日薬連盟だよりのタイトルの逆、すなわち、お客さん・患者さんから見て、「どんな薬剤師・薬局がそばに欲しい!」のか。。。
直近4回(185〜188号)のブログで書きましたが、お店・店頭から口頭・POP・手書きボード・チラシなどで色々な情報発信をしていく場合に、
★伝えたい相手は誰なのか?
例えば、居酒屋を選ぶ場合、「今日に限り10%オフ」の方がいいのか?それとも、「脂がのった○○が今日、入荷してます!」とか、「4名からでも個室用意できます!」の方がいいのか?お客さんによって、お店を選ぶ際の【決定要素】は違う!
美容室やマッサージを選ぶ場合も、お客さんによって価格が優先順位1番の人もいれば、技術や雰囲気、スタッフが優先順位1番の人もいます。
最近では、かかる開業医さんを選ぶ場合も雰囲気や対応を見て選ぶようになってきています。
…では、相談薬局の場合はどうでしょうか?調剤薬局の場合はどうでしょうか?
★コミュニティに根づいた薬局として、【お客さんが求めているものは何なのか?】
★店頭で、【自然なコミュニケーションが生まれやすくする】為には?
などを常に考えて、情報発信や交流をしていきましょう。
【今日の質問】
どういう“要素”で自店を選んでもらいたいですか?
2013年11月18日(Vol.189)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事