こんにちは、天野晃治です。ようやくキンモクセイの香りを楽しめる時期になったのに、また台風ですね。
昨日、NHKの「ためしてガッテン」を久しぶりに見ましたら、タイトルは“脳の若返り"について。
年をとれば、記憶が落ちるもの…と誰もが思っています。私も最近、名前がなかなか出てこないことが多くなり、友人と話していても同様な話を聞くので、そういうものだ…と思っている部分もありました。
しかし(!)、「年をとると記憶力は衰えるもの」というネガティブな思いこみが記憶力を低下させるとの指摘が。
★「思い出す力」を鍛えれば、記憶力は落ちない。70歳になっても鍛えられる。
★「思い出す力」の達人は、自分がよく通る道や自分の部屋などに覚えたいモノを一つずつ置くことで覚えている…との実験。即ち、よく知っていることに関連づけて写真の一コマのように覚えることにより、自動的に思い出せるように記憶している。
なるほど!…ですね。最近、「あれなんだけど…」、「前、会ったあの人なんだけど…」というたびに、家内や娘達に「あれって何?」と思い出すように促されるので、この【関連づけ記憶術】はいいかも。。。
さあ、10月も終盤に入ってきました。マインド上げていきましょう
■今日のテーマは、『健康の専門店』
昨日、業界紙の記者さんが来社されての開口一番は、
◇最近のドラッグストアは、加工食品に加えて生鮮食品まで扱い始めて、スーパーみたいになってきた。消費者はもはやドラッグストアを健康の専門店とは見ていない。実際、ポイントデイに合わせて消費者が動いている。
◇今までの強みでもあったOTCも、ネット販売規制緩和により販売価格が1割ほど落ちて、利益率が低下している。
◇最近、コンビニ大手のローソンがキャッチコピーを『街の健康ステーション』に変えたが、ドラッグストアはそうはなれないのではないか。
◇これからは、昔ながらの地域に根ざした薬屋さんが求められる時代に戻るのではないか。 …と。
では、その受け皿になるお店は?
それは残念ながら、業種店という“くくり"での薬屋さんではなく、
★情報発信や日々の健康相談に熱心な、【なくては困る街の健康相談店】さん
★処方箋応需だけでなく、【処方箋がなくても気軽に寄れる調剤薬局】さん
…である、と思います
「付加価値」「差別化」という言葉が最近よく使われますが、それはお客さんに伝わってこそ意味があります。そして、それは決してお金を多くかけないと出来ないことではありません。
お客さんの真実は…、
★自分が欲しいもの・自分に合うものを完全に知っているわけではない。
★あくまで今までの延長線上で買うモノや行くお店を選んでいるに過ぎない。
★購入決定の8割は店頭でなされる(あらかじめ購入物を決めているのはたったの2割!)。
★行く理由・勧める理由・ストーリーを示してもらうと行動しやすい。
【今日の質問】
どうやって、「あなたにとっていい物・買うべき物はこれですよ!」と伝えますか? どういった情報発信をしていくといいでしょうか?
2013年10月24日(Vol.182)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事