こんにちは、天野晃治です。今日で9月も終わりですね、今年も早や9ヶ月。日々の忙しさや惰性にかまけていると、あっという間に時間が浪費されてしまいますので、注意しないと
昨日の日曜日は、読書の秋・音楽の秋でした。従姉の社会人のお嬢さんが属している名古屋シュピールシンフォニカーの第5回演奏会に誘われて愛知県芸術劇場コンサートホールへ。学生時代にさまざまな大学のオーケストラで演奏していた人達が社会人になっても集まり、週末ごとに練習を重ねての素晴らしい演奏会でした。
私自身、はじめて聴きましたが、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲ニ単調、そしてマンフレッド交響曲はオーケストラの醍醐味を感じさせる素晴らしい演奏でした!
11月23日(祝)は、同じ会場で金城学院メサイア演奏会です。私も5回目の参加になりますが、楽しみにしています。
■今日のテーマは、『需要は生み出すモノ』
今日は、オラクルひと・しくみ研究所・小阪裕司先生の新刊「“お店”は変えずに、“悦び”を変えろ!」、〜副題〜:過疎地で廃業も考えたスーパーが過去最高の売上へ。つぶれる気がしない、商売が楽しくなるバイブル! …からシェアします。
第1章は、「誰が店を殺すのか!?」という刺激的な言葉で始まります。
その中で、「イオンに殺される!」「ネットに殺される!」「不景気に殺される!」という感覚・とらえ方はどうなのか!…と。
例えば、呉服市場がピークの半分以下になり、売れなくなったのは不景気にせいではない!チェーン店が安売りしたからだけではない!
★消費者が、成人式とか特別の日以外に呉服を着たい気持ちがないから、着ようとしない。しかも必需品ではないので、なくても困らない。→すなわち、消費者が何らかの理由で“改めて呉服を着たい!”と思わせない限り、呉服市場は伸びない。
例えば、「若者のクルマ離れが深刻だ」、「若者の日本酒離れが深刻だ」は真実か?
★私が学生時代には、みんながクルマ雑誌を読み、お値打ちでかっこいい中古車を探したものです。でも、今の学生さんはクルマに興味がないどころか、免許証もない子たちも。二輪車市場はもっと深刻で、売上はピークの半分以下。…しかし、本当に【車に乗る楽しさを伝えているか?】、【北海道ツーリングなど、バイクに乗る楽しさを伝えているか?】
「売り手は、買ってもらうために“買うべき!”と気づいてもらう努力をしなかればならないのに、多くのお店ではそうした努力をしていない」との指摘が!
★小坂先生の実践会会員店で、価格競争が激しく、客観的に見れば中小零細店が厳しい環境の中で、過去最高の売上を続ける、化粧品店さん、地方スーパー、クリーニング店、酒屋さん、家具屋さん、呉服店など多くの実例。
【自ら需要を生み出せば、モノは売れる】
◇お客さんは、自分が欲しいモノ・買いたいモノに気づいていないだけ。
◇売り手が語りかけ、働きかけ、買うべきモノを教えることが出来れば、お客さんは進んで行動する。
◇そして、動機づけの決め手は、お客さんに与える【情報】。
◇需要を生み出すという観点からすれば、「並べているけど、売れない」、「POSデータ上は死に筋商品」というのは違う!
◇動機づけの観点からは、“死に筋商品”は存在しない。
【今日の質問】
どんな手書きPOP,お知らせ、情報発信をしたら、お客さんが関心をもってくれるでしょうか?
2013年9月30日(Vol.175)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事