こんにちは、天野晃治です。
9月も折り返しを過ぎ、第3週の後半です。マインド上げていきましょう
さて敬老の日にも統計がでましたが、65歳以上の方の比率が4人に1人(25%)を初めて超えました。世界最先端の超(ハイパー)高齢社会の日本。我々はどう受け止め対処していくべきでしょうか?今のままの延長線上でいいのでしょうか?
金城学院大学薬学部協力会の会報(来月)の会長挨拶でも書かせていただきましたが、
◇薬剤師は医薬分業政策に乗って、この10〜15年は恵まれた環境にありましたが、これからは「資格さえあれば大丈夫…」という事ではなくなっていきます(これは医師も歯科医師も同じです)。
◇高齢社会にあって、“地域(コミュニティ)から必要とされる薬局・薬剤師”、“健康について、どんなことでも気軽に相談できる薬局・薬剤師”、“気軽に寄れる薬局”があれば、どんなに心強いでしょう。
高齢になると、遠くへ歩きや自転車で移動するのが大変になり、行動範囲が狭くなります。そこで指摘されるのが、【半径500メートル商圏】。コンビニや診療所だけでなく、薬局もそうなってきます
■今日のテーマは、『価値・背景を伝える』
東京五輪が決まり、景気回復も底堅い…との報道もありますが、日用品や生活必需品中心にデフレ傾向はなかなか変わらず、価格競争・安売りになりがちです。
しかし一方で、商品やサービスの【価値】をお客さんにちゃんと伝えていないから売れないんだ!…と。だからこそ、“いかに伝えるか!”
例えば、最近見た店頭POP例ですと、
★「3000万画素のデジカメ!」よりも、「お子さんの記録を残す、運動会専用の一押しカメラ!」
★「お肌が若返る!」よりも、「私の娘と姉妹に間違えられました!」
★「鉄分補給に!」よりも、「あのだるい貧血が、こんなに楽に!」
よく言われることですが、モノ余りの時代にあって、お客さんは「モノ」なんか欲しくない!
単なる「モノ」ではなくて、それを得ることで(その場にいることで)、得られる価値・経験・変化・実感が欲しい
★単なる商品説明でなく、その背景を語る。
★切り口・キーワードを変えて、今まで全く興味のなかったものに気づいてもらう。
その過程で意識したいのが3つ。
①連動!…POPだけでなく、手書きボード・DMなど色々な形で語りかける。
②定期的にやり直す!…お客さんのタイミング(時期、興味、お金)もありますから、一度やって終わりでなく、定期的にやることで、お客さんの頭に植えつけられていく。
例えば、弊社の【オーダー補聴器】で、以前は実績のあった先で“のぼり”を新しく張り替え、アピールし直したところ、久しぶりに実績が出たお店さんが何件も。
③楽しみながらやる…お店も、お客さんも楽しみながらやる、そういう【場を】提供する姿勢が大切。
これにからみますが、弊社の【全身うるおい保湿液】が、医師がスキンケア情報を発信するWebサイト・スキンケア大学に、25日から12月末までアップされます。
これに合わせてサンプル4倍(!)企画を実施しておりますので、店頭からの情報発信と共に、お客さんに良さを分かっていただく【場作り】を是非お願い致します。
【今日の質問】
どんな“キーワード”、“伝え方”が考えられますか?
2013年9月19日(Vol.172)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事