こんにちは、天野晃治です。
今朝がたも暑さで汗をびっしょりかいて起き、シャワーを浴びました。うだるこの暑さは20日過ぎまで続くとの事。夏バテ対策のドリンク飲んで凌がないと
さて、手元に来た日薬連盟だより(夏号)は、こう始まっています。
「薬剤師百年の夢、医薬分業が昭和49年にようやく動き出してから40年。今、分業率は65%を超え「調剤薬局は花盛り」と新聞の見出しになるほど。しかし、その一方で、OTCを取り扱う薬局は減少の一途。薬局はいつから、処方箋がないと入れない場所になってしまったのか!?」
★OTCに見向きもしない薬剤師、OTCのネット販売全面解禁問題に無関心の薬剤師で大丈夫?…その影響は処方箋薬にも及ぶ可能性も考えられるのに!現に、米国ではそうなっています!
★医薬分業は、社会の期待に応えていると言えるのか?
★ひとたび薬剤師免許を取得さえすれば、生活の心配はいらない?
★医薬分業の上にあぐらをかいていないか?
など、かなりきつめの言葉が並んでいました。
■今日のテーマは、『ロボット化で消える仕事・残る仕事』
日経ビジネス8月12・19合併号の特集がこれ。労働人口の減少や一段の効率化を背景に、業界を問わず、無人化・機械化が進んでいます。今後10年単位で自動化可能な仕事が増え、学者の中には、「世界中の全雇用の半分が機械化でなくなる!」との説も。
一覧表の中には消防官、介護福祉士、美容師、マッサージ師、秘書、教師、ガソリンスタンド作業者などと並んで、薬剤師の文字も!…薬局向け薬剤ピッキングロボットなどの開発により。
一方で、機械化に負けない例として、
◎ラーメン作り対決…“湯で時間”調節や、絶妙な力加減による“湯きり”は職人芸あってこそ。
◎一流のリゾートや店舗の、“顧客の顔色をうかがう力”や、“自然な笑顔”
◎木造建築の職人芸…木との会話は機械には出来ない!
◎実演販売対決…人間が欲しいものは、人間にしか分からない。顧客を惹きつける話し方・トークの力!
では、上記の日薬連盟だよりの指摘にも関係しますが、調剤薬局へ来る患者さん(お客さん)目線で考えた時、患者さん(お客さん)が望むものは何でしょうか?
◇長く待たされないことだけでしょうか?
◇調剤薬の服薬指導をしてもらうことだけでしょうか?
地域・近所にあって、【健康・予防・食事など色々なことを相談できる薬局】【処方箋がなくても気軽に寄れる】コミュニティ薬局になってこそ、高齢社会・半径500メートル商圏時代に選ばれる・なくては困る存在だと思います。
弊社のお取引店の中にも、そんなお店さんがどんどん増えると嬉しいです
【今日の質問】
患者さん・お客さんに喜んでもらえることを、10ヶぐらい書き出してみて下さい。
2013年8月9日(Vol.161)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事