こんにちは、天野晃治(Cozy)です。今日の名古屋は真夏日です。
一昨日の夕方に、勉強会のメンバーでPHP研究所本社(京都)にうかがう機会に恵まれました。松下幸之助翁の生前の講演録でぎっしりの部屋を見せていただくなど、とても濃密な時間でした。その中で、何度も出てくる言葉が【素直な心】。
一つの仕事・業界に長く携わっていると、また中途半端な経験があると、この【素直な心】を忘れ、思い込み・惰性の毎日に陥ってしまいがちです。常に自戒です!
さて、文藝春秋今月号特集は、「30年後の日本“人口激減時代”の衝撃」。ベストセラーとなった「デフレの正体」著者の藻谷浩介氏が指摘する、過疎地だけでなく、東京・大阪・名古屋といった大都市圏もまぬがれることが出来ない【人口減少】と【高齢者急増】。
世界に先駆けて高齢社会の最先端を行く日本。そして、その渦中に立っていく我々一人一人が向き合う課題です。
■今日のテーマは、『きっかけがあれば、行動しやすい』
ここのところ毎日目にする、大衆薬のインターネット販売解禁の記事。オフィス用品ネット販売最大手のアスクルも、ケンコーコムと同規模の約4000品目をそろえて参入との事。
ドラッグチェーンが当然対抗せざる負えなくなるので、目的買いの人へは、“品揃えありき”と“価格ありき”がますます強まり、体力勝負に。
一方で、一人一人の消費者が
★二つの財布を使い分ける時代
★“人とかかわりたい消費場面“と“かかわりたくない消費場面”を使い分ける時代
ネット全盛時代だからこそ、リアル店舗の価値やアナログ的な魅力が見直されます。高齢社会の【500メートル商圏】の時代になるからこそ、見直されます。
だからこそ、こういう時代にあって、【きっかけ作り】が多いお店は伸びています!
★お店に“来てもらう”きっかけ作り
★“質問してもらう” 〃
★“聞いてもらう” 〃
★“試してもらう” 〃
人は、【きっかけ】があれば、行動します。もっと言えば、行動しやすくなります。
また、こうしたことを繰り返す過程で、お客さんとの距離も近づきます。「お客さんと繋がった関係が構築されていれば、どんなモノでも売れていく!」「DM反響率20〜30%以上(!)もあり得る!」というスゴイ話も聞きます。
【今日の質問】
お客さんが行動しやすい”きっかけ作り”がいくつありますか?
2013年6月13日(Vol.144)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会会長 愛知県医薬品卸協同組合 理事