こんにちは、天野晃治(Cozy)です。5月らしい晴れ晴れとした月になっていますか?自分のマインドを上げていきましょう
昨夜は、長年内科医院をやり今は引退して東京在住の母方の伯父が来名し、夕食を一緒に。今は息子さんが都内で開業していますが、開業医を巡る環境の変化などの話も。
同様に、医薬分業政策に乗っかって今や5万5,000件にも増えた調剤薬局を取り巻く環境も大きな転換期を迎えていますね。
保健調剤に100%依存した経営では厳しくなる中、「調剤薬局 + コンビニエンスストア」の新業態店の記事なども目にするように。
今まで調剤と服薬指導だけでやってきて、急に“物販”と聞くと、「ハードルが高い」、「面倒臭い」とか、「経験者がいない」「場所がない」などの声。
弊社では今月、黒豆茶の新発売に合わせ、夏場にかけてお客さん・患者さんから要望の多い“塩飴”“栄養ドリンク剤”“にんにく卵黄”などを、“簡易な陳列什器”をサービスして提供しています。【何事も、まずテストしてみませんか?】
■今日のテーマは、『お客さんが本当に欲しいのは』
今朝の日経に、SC(ショッピングセンター)最大手のイオンが、今年度、大規模なテナント入れ替えをするとの記事。物販スペースを削り、音楽教室や料理教室を増やし、子供の遊び場や飲食スペースを増やすとの事。
その根底にあるのは、最近の消費者が衣料品や家電などの【モノの消費】から、【コトの消費】への支出を増やしている変化が。
お客さんにとって商品は二の次!欲しいのは商品そのものではなく、それによって得られるのもの!…記念、思い出作り、満足感、プロセスを楽しむ、場を楽しむ、自分磨き、資格をとるなど。
★例えば、毎年次々と発売されるダイエット食品、ダイエット器具。○○マシーン、△△ブートキャンプ…、「よく、まあ次々と…」と思いますが、お客さんが欲しいのはダイエット食品や器具ではなく、「痩せた自分」「引き締まった自分」。
実は、私は毎朝筋肉トレーニングを15分ほどやっていますが、始めるキッカケになったのが、駅の階段を駆け下り損なって転倒し大怪我(お恥ずかしい!)して運動不足を痛感したのと、娘達からの「お父さん、お腹が出てきた」の一言。
【モノ消費】を視点にしていると、どうしても他社・他店が気になるし、短絡的な価格競争の“レッド・オーシャン”に陥ってしまいます。再発した「牛丼戦争」みたいに
【コト消費】の視点こそ、“お客さんの顔が見える”、“いつも同じあの人が対応してくれる”中小・個人店が発揮すべき武器ではないでしょうか?また、それがお客さんのリピートにもつながりますね
【今日の教訓】
お客さんが本当に欲しいのは商品ではない。コト消費の視点を持てば、扱える商品は無限大!
2013年5月16日(Vol.136)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事