こんにちは、天野晃治(Cozy)です。4月も最終日ですね。色々な試行錯誤をし、多くの花が咲く春、水や肥料をやる春にしたいですね
先週金曜日の夜は、TBSの「金スマ」で現代のベートーヴェンと言われる「佐村河内 守(さむらごうち まもる)」の取材映像を見て衝撃を受けました。全ての聴力を失う絶望を経て、完成された80分に及ぶ“交響曲第一番HIROSHIMA(ヒロシマ)”。原爆2世でもある氏が書き上げた壮大なる大作に驚嘆しました。CDも既に16万枚突破です。
さて、土曜日は金城学院大学薬学部のホワイトコートセレモニー(これから実務実習に出る認証を受けた5年生対象)に協力会として出席しました。愛知県薬剤師会副会長、名古屋市薬剤師会会長にも臨席していただきました。
実務実習を通じて経験を得る事もさることながら、自分の人間力やコミュニケーション力を磨くきっかけにもしてもらいたいと思います
■今日のテーマは、『半径500メートル商圏』
最近、“500メートル商圏”という言葉をよく聞きます。今や全国5万件にせまるコンビニエンスストアの商圏は半径500メートル(都心部にいたっては、もっと狭いです)。食品スーパーも客の争奪戦が激化しているコンビニやファストフード店に対抗して、都心部への小型店の出店をすすめています。
また、開業医(診療所)さんのメイン診療圏(多くの患者さんが来る範囲)も半径500メートルとの事。…ということは、調剤薬局のメインの応需範囲も半径500メートル
これから高齢化が増すと共に、移動する範囲も近くなってきます。高齢者だと500メートル歩くのに10分かかる。なかなか15分、20分歩くのは億劫になってきます。
…では、そんな範囲に代替のお店があるか?安心して相談できるお店があるか?
逆に言えば、今まで接点のなかった近くに住むお客さんにどうやって選んでもらったらいいのか?
調剤に関しても、お店の近くに住んでいる患者さんが少し離れた市民病院に通院していることが多いです。では、そのお客さんに門前でなく、自店で調剤してもらうにはどうしたらいいのか?
よく入口に、“○○病院応需”などの案内を貼ってある調剤薬局さんを見ますが、それだけではアピールが弱いかもしれません。
やはり、それに加えて、“明るい雰囲気”“気軽に入りやすい雰囲気”“話しやすい薬剤師さん・受付の人”“ちょっとしたことでも相談しやすい人”などが上げられますね。
60歳以上が国内消費の5割近くを占める時代です。また、大きな人口の塊である団塊の世代が、10年後には75歳以上の後期高齢者になります。
色々な意味で、地域に密着したお店になるよう、情報発信や地域との交流をもっと深め、同時に処方箋だけに依存するのではなく、健康全般に関する商品やサービスの導入もしていきたいですね。
「あなたから買いたい!」「どうせなら、あなたのところで!」という存在を目指して。。。
2013年4月30日(Vol.132)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事