こんにちは、天野晃治(Cozy)です。穏やかな陽気の週末でしたね。「今年は桜の開花が早い」とのことで、私の家の近くの桜の名所“山崎川”にもかなりの人が。でも、こちらはまだで、例年並み?
昨日は春休みということもあり、名古屋の中心地の名古屋駅周辺や栄はかなりの人出でした。郊外の大型ショッピングセンターやモールが賑わうだけではなく、百貨店や周辺の専門店、商店街、個人店などがからみ合っての賑わいになると、個人消費の回復も実感できますね。
■今日のテーマは、『顧客の心理(パート2)』
さて今日は、昨日栄で家内とブラブラ歩きした時の話から…。
「春用のズボンが欲しいな」と思い、何件かまわると各店同様に、
◇「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」…ハイハイ、そうなんですが。。。
◇「言っていただければ、出しますので」…まあ、そうなんだけど。どれがいいのか絞らないとね。こちらの好みもあるし。。。
◇「今年のジャケットはこういう流行ですよ」…いえ、私はズボンを探しているので、ほっといてくれる〜
何件もこうしたことが続くと、段々と引き気味・ちょっとイライラしてしまったり・そそくさとお店から出てしまったり。。。
結局、付かず離れずで、笑顔で対応もよく、押し一辺倒でもなく、何本も試着させてくれ、「この中でしたら、これが一番合うと思います!」っと言ってくれた店員さんのお店で購入しました。
私自身もそうですが、ここに微妙な相反する消費者心理があります。
★売り込まれるのは嫌。一方的に色々と言われるのは嫌!必要以上にそばに来ないで欲しい!
★でも、それなりにかまって欲しい。何か知らないことを教えて欲しいし、そんな会話を楽しみたい!
特に初めてのお店・店員さん、まだ馴染みまではいっていないお店・店員さんに対しては、こういう心理が揺れ動きます。
そんな時に、そのお店・店員さんのことが分かる表示・事前情報があると結構違います。先日読んだ「手書きPOPの極意」にも書いてありましたが、
★手書きPOPは、パソコン文字と違って“売り込み感”を感じにくい。
★ 〃 などで、「この商品は何なのか」「どういう背景で作られた商品なのか」を語っておくと、お客さんに抵抗なく話を聞いてもらいやすい。
★こういう店頭からの語り・情報発信を続けていると、お客さんとの接点・接触機会が増えて、馴染み・ファンになってくれる確率も上がる。
お客さんに伝わっているようで、伝わっていないことは山ほどありますので、色々と試さないとダメですね。お客さんのためにも“色々とテスト”しないと!
「あなたから買いたい!」「どうせなら、あなたのところで!」「あなたがそう言うなら!」という存在を目指して。
2013年3月25日(Vol.122)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事