こんにちは、天野晃治(Cozy)です。まだまだ寒い日が続きますが、一方で花粉飛散がはじまりました。国民の3人に1人が花粉症とも言われる中、今年は飛散量・ピーク期間とも昨年を大きく上回りますので、対策・予防を万全に。
さて、ブログが一回とんで一週間ぶりのブログになりました。その間、8年ぶりにハワイに行ってきました。Pharmacyのウォルグリーンやロングス、自然食品店やハワイならではの豊富なスキンケアショップを買い物がてら見学。
また、名城大学薬学部の1年後輩で調剤薬局を展開する丹下氏がかかわっている日系人専門のデイケアサービス施設「サクラハウス」を訪問。平均年齢89歳とは到底思えない日系2世の皆さんのお元気さと、とっても温かいアットホームな雰囲気が素晴らしかったです。
保険制度の上に乗っかっている日本とは違って、経営的にはネームバリューが定着するまでは大変ですが、こちらの方が理想的だと思いました。
■今日のテーマは、『日米の薬剤師の違い』
そのご縁で、丹下さん、施設責任者の玲子さん(私の中学・高校の後輩と分かり、さらにビックリ!)、そして州立ハワイ大学薬学部教授のジョンさんと夕食を。
ボリューム満点の現地料理を楽しみながら、色々な話に。その中で薬剤師に関して…
◇米国の薬学部はとても難関。学費も州立のハワイ大学でも、日本の私立大学薬学部の2倍もする。
◇制度上の違いもあり、医師と薬剤師の関係も大いに違う。日本における上下的な感覚ではなく、あくまで役割が違うという認識。
◇高齢者が増えていく中、リフィルなどの制度がなければ医師の人手不足で、現場がまわらない。日本もそうでなければ、現場がまわらなくなるのではないか…とのJ教授の意見。
◇それらを背景にして“薬剤師”は、米国において尊敬される職業のトップ3に入っている。
これから10年後の日本の薬剤師はどうなるのでしょうか?どうなっていかなければいけないのでしょうか?
国の医薬分業政策に乗っかって大きく伸びてきた調剤も、分業率が70%が見え今後の報酬見直し議論や消費税の問題などで調剤市場は高齢化でまだまだ伸びますが、収益モデルは転換期に。
また今後、在宅分野を含めた地域医療参画やセルフメディケーションへの貢献など、薬局・薬剤師への期待が高まる一方で、厚労省からの現状への強い不満・指摘の声にどう応えていくのか。。。
弊社は、【地域に密着したコミュニティ薬局になっていく為のヘルスケア支援】【調剤のみに依存からの脱却】をテーマに、東海、かながわ、近畿薬剤師学術大会の3ヶ所でブース出展しました。今後もこうした情報発信を続けてまいります。
2013年2月18(Vol. 112)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事