こんにちは、天野（Cozy）です。Merry　Ｃｈｒｉｓｔｍａｓ　

この寒さで、まさに“White Christmas”の方も多いのではないでしょうか。

昨日は名古屋・栄のナディアパークで、われらが男声合唱団・サカダンのクリスマス♪ステージが2回あり、山下達郎の名曲「クリスマスイブ」などを歌いました。

さて、引き続きノロウイルスが猛威をふるっています。ノロウイルスと見られる感染性胃腸炎の患者数は過去10年で最多だった2006年に迫る勢いとのニュース。弊社取扱いの次亜塩素酸Na水溶液「ノロキラー」も品切れ状態でご迷惑をおかけしています。

■今日のテーマは、『プレミアムな商品・お店』　

経済原則である、「　売上　＝　①客数　×　②お買い上げ金額　×　③リピート　」。

相変わらずの厳しい市場環境にあって、①客数を上げるべく大手チェーンや量販店は価格訴求をさらに強めています。これは通販も同じで、最近「初回９８０円」とか「初回半額」などの誘導チラシを毎日の様に目にします。

そうまでして増やした客数アップですが、消費者の財布の紐は固く、お買い上げ額がなかなか上がらない。1割価格を下げたら、1割数量を上げないとチャラにはなりませんし、利益面を考えたらそれ以上売らないといけないわけで、まさに【劇薬！】です。また、その劇薬効果も競合店が横並びでやっていて、消費者も慣れてしまい、必要な分しか買わないのが今と言えます。

その一方で、最近【プレミアム】な商品・ちょっと上の商品が伸びていると聞きます。

◇セブン＆アイでは今後、プレミアムＰＢの売上倍増目標を掲げました。鈴木敏文会長いわく、「6割の人は安さを求めるが、品質にこだわる残り4割の人にプレミアム商品の価値を提供していく」。

◇私の家の近くにあるスーパー「ＳＡＰＯＲＥ（サポーレ）」は1店舗ですが、顧客の支持が厚くいつも満員です。価格は安くない（！）。でも、とにかく品揃えは凄い（！）。醤油・タレ・味噌・ソースや、豆腐・梅干などの種類は半端じゃないです。野菜は新鮮、チーズやワインも豊富で決して高額品ばかりではなく、ほどほどの値段。「これはお値打ちだ！」ってものも多いです。量は食べられないけれど、いいものを少しずつ食べたい中高年客の満足度は高いです（^^）。

★今の消費者は、極端に安いのは心配、でも高いのはあり得ない。

★不況下の消費者は買い物で失敗したくない。だから、価値が分からないもの・知らないものはなかなか買わない。

★今の消費者は使い分けをする…【日用品】と【自分にとっての価値あるもの】

★量販店が出店すればするほど、売れば売るほど、消費は２極化し、そこでは物足りない人が出てくる。

★弊社のスキンケアセミナーで、美容部長の石崎さんが言っていましたが、「女性はスキンケア商品の場合、お手軽で良い物（5,000円〜6,000円）は、切れたらすぐ買いに来る。それ以上だと（１〜２万円以上）、使う量を減らしたりして年に２回ぐらいしか来ない」　

2012年12月24日（Vol、98）

天野商事株式会社 　　代表取締役　

栄ミナミ男声合唱団 　　所属(幹事)

金城学院大学薬学部　協力会 愛知県医薬品卸協同組合　理事