こんにちは、天野晃治(Cozy)です。お昼はまだ暖かいですが、朝晩は涼しくなりましたね。RSウイルスや胃腸風邪が流行っている地域もあり、ご注意ください。
この週末は名古屋の秋を彩る名古屋まつりでした。三英傑行列の千姫は綺麗でしたよ。日曜日には、われわれ男声合唱団サカダンも5曲歌いました♪
前のステージが地元のアイドルグループだったので、「オヤジ合唱団が次で大丈夫かな…?」と思いましたが、お客さんも盛り上げてくれて楽しいステージになりました
■今日のテーマは、『2秒立ち止まってもらえるか?』
土曜日に、中部経済新聞のセミナーがありました。タイトルは、「魅せるタイトル、ハートをつかむネーミング術」。具体的な題材として、岐阜県土岐市の蔵元“千古乃岩酒造”さんのお酒。
日本酒市場が、ピークから半分以下になり、中小の蔵元にとっては大変厳しい市場環境にある中で、こだわりのあるお酒を、どういう名前で売り出し、どうアピールしていったらいいのか…。
若き5代目であり、杜氏でもある中島専務さんが、愛する地元の美しい“棚田”でつくられた“こしひかり(多くのお酒は山田錦ですが)”から年2,000リットルしか仕込めないこだわりの日本酒。
“他社品との違いをネーミングでどう訴えるか!”でグループワークをしました。今日はそこで感じたことを3つシェアしたいと思います。
①ターゲットは …自社のターゲット(対象客)は誰なのか?どんな人に買って欲しいのか?扱ってもらいたいのか?
※お客さま視点で考えて、普段どの様な生活をしている人に?
お客さんが利用した結果として得られる体験・メリットは?
②何を訴えるのか …「素材」の違いを訴えるのか?
…「機能」を訴えるのか?
…「思い」や、「意味づけ・ストーリー」を訴えるのか?
③売り場で2秒立ち止まってもらえるか …ネーミング・パッケージ・POPなどによる伝達力は、分かりやすいか?伝え切れているか?
※スーパーやコンビニなどでは、【売り場に来てから買う商品を決める人が9割近く!】と言われています。その為に、“2秒以上、目をとどまらせることが出来るかどうか!”
自分が買い物に行く時もそうですが、酒屋であれ、本屋であれ、ケーキ屋であれ、ホームセンターであれ、たくさんの商品が並んでいる中で、どういう陳列・POPがあると読むのか?どういうお店の雰囲気だと、読もうとするか?読みやすいか?
ありきたりの言葉や、味気ない印刷文字、単なる価格だけでは、2秒以上その場に立ち止まることはないでしょうし、手に取ってもらうことも期待できません。価格訴求だけでは、いいものは売れません。売れてもチョロ程度になってしまいます。
そういう色々な仕掛けを含めての店頭からのコミュニケーションが大きな決め手になる、大きな差を生むのだ…と最近つくづく感じます。
2012年10月22日(Vol、80)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事