こんにちは、天野晃治(Cozy)です。10月も半ばとなり、急に涼しくなってきましたね。弊社でも、先月発売した“湯ざめしにくい”薬用入浴剤「オンセンス」や、「全身うるおい保湿液」、「有機栽培のしょうが湯」などのご注文が増えてきました。
今週末の日曜日(21日)は名古屋まつり!われわれ男声合唱団サカダンも、松坂屋前の久屋公園イベント会場で30分歌います
■今日のテーマは、『これから望まれる薬剤師の守備範囲』
先週、静岡で第45回日本薬剤師会学術大会が開催されましたね。
6年制薬剤師の誕生、超高齢社会に向けての薬剤師への期待など、記念講演や多くのセミナーが。。。
しかし(!)、薬剤師への強い不満を発したセミナーも。 厚労省の(独)医薬品医療機器総合機構の山本氏による「セルフメディケーションの現状と未来」での指摘は・・・、
◇昔のくすり屋さんは、具合が悪くなったら相談に行ったり、健康・予防の幅広い情報を教えてくれた。分業率が上がったら薬局・薬剤師の姿が変わってしまったのか?
◇今、国民にとって薬局は病院に行った後に、薬を調剤してもらいに行く所と認識されている。そういう使われ方だけでいいのか?厚労省にも「病院の中にあった方が便利だ」との声が届いている。
◇改正薬事法で法律が変わったから、とりあえずOTCを“並べている程度”の調剤店も少なくない。全く陳列していない店舗スタンスに対しては、「どういう薬局ですか?」と尋ねたい!
◇健康相談、チーム医療、在宅など、薬局・薬剤師の可能性はまだまだ広い。しかし行政として最も恐れているのは、ニーズがあるのに現場の薬剤師のアクションがないことだ。新たな一歩を積極的に踏み出して欲しい。
また、消費者庁・宗林氏は、「消費者から見たセルフメディケーション」の中で、薬剤師にはOTC・健康食品・サプリメントなどにもっと幅広く関与して欲しい・情報発信して欲しい…と、コメント。
以上の指摘を見ても、分業の急激な進展を経て、これからの薬局・薬剤師に求められるものも、多様化かつ高くなってくるのは当然の流れとも言えます。
【街のくすり屋さん】として、もう一歩お客さん・患者さんの方に踏み込んで、【自分は誰で、何を提供できるのか?】【他のお店との違う“別の何か”は?】【お客さんにとってどういう立場になっていくべきか?】
2012年10月18日(Vol、79)
天野商事株式会社 代表取締役
栄ミナミ男声合唱団 所属(幹事)
金城学院大学薬学部 協力会 愛知県医薬品卸協同組合 理事